以前よりお伝えしている通り、meta descriptionは設定内容自体はGoogle検索のランキング評価に影響していません。しかし、クリック率というSEOを考えるとNeeds Met的に重要だ、と私は述べていました。そして、最近のNavBoostやTwiddlersを考えると、いよいよスニペットを無視することはできず、meta descriptionは大事なSEO施策のひとつであると言わざるを得ないと思います。
というわけで、meta descriptionを使った施策についてTipsを2つご紹介しておきます。
meta descriptionを採用させるために
以前にもご紹介したように、Googleはmeta descriptionよりもクエリに合致した本文コンテンツを優先してスニペット化します。
スニペットの生成プロセス
スニペットはページのコンテンツから自動的に作成されます。スニペットは、ユーザーの特定の検索に最適と思われるページコンテンツ箇所を強調して表示するように設計されています。つまり、Google検索では検索単位でスニペットが異なって表示される可能性があります。
スニペットは主にページのコンテンツ自体から作成されます。但し、ページから直接取得したコンテンツよりも正確なページの説明をユーザーに提供できていると判断した場合、Googleはmeta descriptionのHTML要素を活用することがあります。
引用)Google Search Centralより一部和訳
つまり、Googleは検索クエリに合致した本文コンテンツをピックアップしてスニペットに活用するため、検索クエリに合致した語句が強調(太字)表示されるというメリットがある一方で、意図的に見せたい内容が表示できず、前後の文字も途切れて表示されるデメリットもあるというわけです。私はどちらかというと後者のデメリットの方を重く受け止めています。ですので、できれば自分が設定するmeta descriptionを採用して表示して欲しいと考えています。
自分が設定したいmeta descriptionを採用して検索結果にスニペット表示してもらうためには、まずは本文のコンテンツをスニペット化させないようにしなければなりません。そこで行うのがdata-nosnippetです。
これを活用して、本文コンテンツを括る<div>の全てにdata-nosnippetをセットすることでGoogle検索はmeta descriptionを採用表示せざるを得なくなります。そこで、クリック率を促進しやすいキャッチーな文言を工夫してmeta description設定してみてください。
meta descriptionの文字数について
meta descriptionで設定できる文字数に上限値はありません。しかし表示スニペットにおける文字数には上限があります。私が調べたところ、往々にしてデスクトップ時のスニペット表示は最大で全角約80~85文字分、スマホ時のスニペット表示は最大で全角約70~75文字分です。従って、レスポンシブウェブデザインであることを前提に考えると全角70文字以内で設定すると完全表示されやすいです。是非参考にしてみてください。
また、私の経験上、meta descriptionはページの概要を説明しつつ「なぜこのページを閲覧すると良いのか」を解説できている文言がクリック率向上のカギになりそうです。例えば「100人にアンケートした結果から見えた読者の深層心理をご紹介」みたいな感じで背景と信頼性が何気なく記載されているとクリックされやすいですよね。
…以上、簡単ですが私からのmeta description攻略案内でした。