SEOアプローチの一部

先日、最近のSEO支援事業についてーお話しさせていただきましたが、今回は引き続きSEOにおける改善点の見出し方について一部ふわふわっと持論をご紹介したいと思います。

SEOを引いたり押したり

ふわふわ

SEO効果をもたらす施策

SEO施策における重要な観点として、相変わらず私の意見は下図のようなSEO施策構造です。しっかりとしたコーディング要素の上に、コンテンツ力やセッション力、リンク力が乗っかることで、顕在的なSEO効果をもたらすという風に考えています。SEO効果というと語弊が生じがちですが、つまりは良いサイトってことです。今の時代、“良いサイトがSEO効果サイト”であって、“SEO向きサイトがSEO効果サイト”ではないということだけ予め断っておきます。

SEOプロセス

  • コーディング:クロールフレンドリーとか回遊しやすさとかはありますが、そもそも表示速度(Speed)や読みやすい(Readability)サイト構造(Structure)、発見しやすい作り(Findability)は大事であり、コンテンツ力を充分に発揮させるためにも、クローラーにも人にも明瞭なコーディング力は重要です。
  • コンテンツ:コンテンツ(内容)といっても、それはテキストだけでなく、UIやデザインも充分に関わります。YMYL(Your Money or Your Life:人を動かす力)やE-A-T(Expertise-Authoritativeness-TrustWorthiness:高品質力)を充分に備えた内容になっていて、しかもそれが分かりやすいかが問われます。
  • セッション:検索心理(インテント)に適ったセッションか、クエリの種類に合わせた最適なページ遷移と滞在時間を達成しているかを分析し、適正化していく必要があります。これが結果的に良質なサイトというGoogle判断に繋がります。
  • リンク:内部リンク構造と外部リンク構造です。特に外部リンクはリンクプロファイルによるE-A-Tを判断しやすい指標となります。真に良いコンテンツページは様々な他運営者による類似・関連サイトページから推薦されたり、紹介されたりします。

この中でも特に判断・分析しづらいのはセッションの部分でしょうか。なので、セッションの部分に関してちょっと掘り下げてご説明します。

ふわふわ

セッションを最適化する考え方

何度もご説明してきましたが、Googleはクエリを3種類に分けて考えています。Informational Query(情報収集型クエリ)、Transactional Query(取引型クエリ)、Navigational Query(案内型クエリ)です。案内型クエリだけ特殊ですのでここでは一旦置いておきますと、情報収集型クエリと取引型クエリの2種類においてセッション動態を考察する必要があります。

情報収集型クエリというのは、文字通り「知りたい」ために検索するクエリです。要は知りたいわけです。例えば、検索してニュースサイトに訪問すれば分かりますが、しっかりとリンク先ページを読み込んだらそのまま離脱することが多いですよね。実際検索ユーザーは知りたい欲求が解消されれば離脱するわけです。では、「1ページしか読まれないサイトはセッション上最適ではないのか」と言われれば、そんなことはありません。しっかりと時間をかけて(≒滞在時間)読み込んでくれているのであればたとえ1ページで離脱されても良いわけです。

次に、取引型クエリの場合です。取引型クエリというのは、「何か行動を起こしたい」から検索してくるクエリです。「買いたい」とか「申し込みたい」と考えながら検索しているユーザーが多いわけです。だからサイト内ページ遷移は頻繁に起こるはずです。行動を起こしたいユーザーが来訪して、そのまま直帰されたら、それは結局何も行動を起こさず出ていってしまったと解釈できますよね。YMYLなコンテンツにも関わりますが、来訪者をそのまま行動に移すことが出来させられたかというのが重要なポイントになるのです。

つまり、セッションを最適化するというのはそういった各クエリの特性に合わせて、充分な滞在時間とページ遷移を提供できているかということになります。結果、改善手段としては、検索クエリ毎にインテントを理解して適切なユーザー体験(UX)を提供できているかという、ヒューリスティック分析が必要になるわけです。

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ヒューリスティック分析とSEO

ヒューリスティック分析とは、第3者がユーザビリティ(使いやすさ)やアクセシビリティ(受け入れられやすさ)を判断するために、専門家がレビューする方法ですが、もちろんここに数値的な根拠も加味する必要があります。「直帰率が○○%なのは、このコンテンツ内容を深掘りしたい時にナビゲートしてくれる導線が無いからだ」等の仮説も行うことで「離脱するユーザー10人のうち、この改善によって1人はストレスが解消される可能性が高いため、直帰率○○%が△△%(=○○%×0.9)になるものと仮定する」といったKPI化も可能です。

そして、こういった改善方法が結果的にサイト満足度を拾足させ、SEO改善(とコンバージョン改善)に結び付いていくわけです。

このSEO改善プロセスを知れば、それはただの集客最大化だけではなく、販売促進最大化にも繋がるということがご理解いただけると思います。

ふわふわ

問われるSEO会社

今、私はまさにこういった改善方法を実践しながら各社様とお取引させていただいているわけですが、この改善方法に様々なSEO会社の特性が分かれているのが現状だと思います。ビッグデータ活用システムによる定量的SEO手法もあれば、コンサルティングによる定性的SEO手法もありますが、SEOの依頼相談側は是非納得のいくSEO会社や担当者をご選択ください。そしてSEO会社側はそれに応えられる運用を明確化していきましょう。

…あれ?一体、私はどこの何の立場からの発言でしょう??自分自身が分からなくなってきてしまいましたので、ここらで本記事を止めておきます(笑)。