Googleは米国現地時間9月20日、Twitterにて商品レビューアップデートを行ったと発表しました。2021年4月の導入発表以来、2021年12月、2022年3月、2022年7月とアップデートを繰り返し、今回が4回目の更新となります。
Today we released the September 2022 product reviews update for English-language product reviews. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/sQ5COfdNcb
— Google Search Central (@googlesearchc) September 20, 2022
引用)@googlesearchcより和訳
いつものです
英語圏ですので、まだ“対岸の火事”感は強いのですが、昨年の4月リリース以降、もうすでに4回目の更新なんですね。上手くいってないのかなぁ…と勘繰ってしまいます。ただ、商品レビューアップデートにおける品質評価に関しては、既に日本語にもなっているページが検索セントラルのドキュメントにあがっていますので、日本語導入も時間の問題かもしれません。以下が、商品レビューアップデート更新履歴です。
ロールアウト日 (米国現地時間) |
内容 | 追加 (補足事項) |
---|---|---|
2021年4月8日 | 新しいアルゴリズムとして商品レビューアップデートを導入 | どういう要素を判断軸にしているか説明 |
2021年12月1日 | 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 | 2つの要素(商品利用時の証拠映像等の表示&販売業者は複数リンク掲載すること)をアルゴリズムに追加 |
2022年3月23日 | 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 | 4つの要素(従来と類似内容なので割愛)を追加し、要素の判断軸例を14個に渡って掲載し直し |
2022年7月27日 | 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 | 今まではSearch Central BlogやThe Keywordで説明していたが、今回はTwitterで“更新”を発表したのみ |
2022年9月20日 | 商品レビューアップデートのアルゴリズム更新 | 今回もTwitterで“更新”を発表したのみ |
ややこしいのがコアアップデートと時期がかぶる
今回ややこしいのが、現在ロールアウト中の202209コアアップデートと時期が重複していることです。コアアップデートは世界的に導入されていて、商品レビューアップデートは英語圏に導入されているので、英語圏の検索エンジンには2つ並行してロールアウトしていることになります。
そのせいで、検索順位の変動があった際に、それがどっちによる影響なのか知りたいという声も上がっているようです(私から言わせれば「どっちでも良いだろ。やるこたぁ一緒だろ」と思いますが)。そこで、Googleは発表ツイートに下記の情報を追加しています。
For awareness, the September 2022 core update has not fully completed but it's mostly done. We expect it will be fully complete within a week and will share on our updates page when it is done.
— Google Search Central (@googlesearchc) September 20, 2022
引用)@googlesearchcより和訳
If you see a change and wonder if it's related to the core update or the product reviews update:
– If you produce product reviews, then it's probably related to that.
– If not, then it might be related to the core update.— Google Search Central (@googlesearchc) September 20, 2022
– 商品レビューページで起こっている変動であれば、それは商品レビューアップデートによる影響です。
– それ以外はコアアップデートの影響による可能性が高いです。
引用)@googlesearchcより和訳
うーん…当然というか野暮というか…。まぁ、そうなんでしょうね(笑)。
日本の場合は、比較サイトやアフィリエイターが気を付けるべき?
商品レビューアップデートが日本に導入されるようになったら…真っ先に対象になるWebサイトは比較サイトやアフィリエイトサイトでしょう。個人系サイトやブログ等も記載内容によっては対象になりやすいかもしれませんね。1人称で商品展開しているWebサイトは影響を受けないとは思いますが…成果報酬系提携メディア等からの売上に影響することもありますので、いずれにしても動向を注視しておいた方が良いと思います。