最近、若い子から就業時間中の時間の概念や終業後に自主的に仕事に向かう方法について、相談を受けるケースが多いです。私自身、職業柄オンタイムとかオフタイムとか切り分けができませんので、PCを広げるところが会社か自宅か程度にしか考えておりませんが、効率の良い働き方をしている人はここの時間の使い方が明らかに違うので持論をご紹介したいと思います。
環境を作る側の人間
私が若い頃、当時の上司に「環境に左右される人間になるな、環境を作る人間になれ」と口を酸っぱく言われたことがあります。自分の働く環境を常時誰かに決められることによって受動的な業務姿勢をするな、ということだと理解しています。
環境に左右される人間はなにかと業務のせいにしたがります。仕方ありません。私だってそうです。「こういう風にしたのは私じゃないから仕方ない」という思いにどうしても向きがちです。でも、自分で作った環境であれば言い訳は一切できません。誰かに言っても「自分でそうしたのだから仕方ないじゃん」と言われるのがオチです。
逆に言えば、環境を作る側の人間は働く時間軸さえも作らなければならないわけです。
その上で、環境に左右される人間と環境を作る人間を比較してご紹介します。
環境に左右される人間
- 命令されたことに対して「できません、5日無いと」と言う。
- 今日やる業務はアレとコレと…と考えておく。
- 時間を考えず、帰宅時間を気にしない。
- 会社にいてなんとなく安心する。
- やりたい仕事を起案せず、業務のせいにする。
- 会社に対する権利と義務を対等に考えない。
- 「なぜできないか」を考える
環境を作る人間
- 命令されたことに対して「5日頂ければできます」と言う。
- 今日やる業務はアレを10:00までに、コレを11:00までに…と考えておく。
- 帰宅時間を決めタスクを整理し、最終的に帰宅予定時間を過ぎたら反省する。
- 会社にいてなんとなく不安になる。
- やりたい仕事は即起案し、時間は自ら作るようにする。
- 会社に対する権利と義務を対等に考える。
- 「なぜできるか」を考える
誤解の無いように
こうして書くと、「環境に左右される人間=悪」という捉え方も出来てしまいますし、業務内容によっては受け身の仕事もあるので、反対意見をモロに受けるかもしれません(笑)。でもここで私が述べているのは飽くまでマインドの部分であり、自分の中で決めることに過ぎません。
ですので、自分の心の中に決めておく”心の姿勢環境“と捉えていただければと思います。
スタンスによって時間は変わる
その上で私は、上記箇条書きした内容が全て時間の使い方に影響していると考えています。そもそも「時間は作るもの」という考えもあり、環境を作る人間は結果的に時間をも能動的に捉えなければならないからです。
一般的に考えれば、人生の1/3時間を仕事に費やすわけですし、40歳を過ぎたところでまだ20年は働ける(働かないといけない?)わけですので、時間に対しては自分で主導権を握っておきたいものですね。
というわけで
今後、時間の使い方について相談を受けた時向けにここにメモしました。
なんか色々あしからず(笑)。