個人的な話ですが、私は昨年秋を目処に20年間に及ぶ喫煙生活にピリオドを打ちました…。禁煙というよりも終煙です。それから何ヶ月か経って…健康面での違いは正直分かりませんが、どちらかと言うと周りの人間が喜ぶようになりました(笑)。そんな矢先に、厚生労働省は飲食店を全面禁煙にするという法案を国会に提出するとのことでしたので、ちょっと取り上げたいと思います。
どういう内容?
厚生労働省では、喫煙者というよりも受動喫煙(煙草を吸う人の周囲の人が煙を吸い込む)による健康面を危惧しています。そこで(2020年の東京オリンピックに向けてが主旨となりますが)塩崎厚生労働大臣が、以前から示している健康増進法改正案として、飲食店内における室内での全面禁煙を国会に提出する構えでおり、2月20日の衆議院予算委員会の中で、さらにそれを加速したい考えを示しているようです。
引用)NHK NEWS WEB
既に波紋は広がっており、実際に、全国生活衛生同業組合が分煙の署名活動を始めていたりしています。
受動喫煙が本当に健康を害するのか、マクロに受動喫煙者の生活を分析して証明することは難しいと思いますが、この室内全面禁煙化には賛否両論あるようです。
色々な意見があるようです。とりあえずシガーバーは対象外になるようですが、雀荘やビジネスマンの多いカフェ、地方の喫茶店等には大打撃になる可能性も高そうです。
個人的には
最近煙草をやめた私ですが、正直周囲が煙草を吸っていても気にはなりませんし、吸いたいとも思わなくなりました。ですので全面禁煙でも分煙でもどちらでも構いません。しかし確かに、お子様連れのファミリー層や髪の毛への煙草臭の付着を気にされる人にとってはありがたいと思う法案でしょう。
「喫煙可能な店舗のみ税金を上げれば良い」というのも面白い発想でしたが、事実確認を行う人件費を考えると現実的とも思えず…。「そこまでするなら、いっそのこと煙草自体を国として禁止してくれ」という致命傷願望も私には理解できません…(笑)。
ただ、喫茶店等で仕事を行うビジネスマンにとっては「煙草を吸いながらPCを打ち込む幸せ」が無くなってしまうのも残念ですね。自宅以外で仕事をしながら煙草を吸えるのは、もはや飲食店しかありませんでしたからね…。私がまだ社会人1,2年目の頃は会社のデスクで煙草を吸えるのが当たり前で、各社員のデスクに灰皿が置いてありましたが、今では考えられません。
とにかく、今回のこの法案が可決された場合、様々な働き方がアチコチで変化していくのではないかと思い、気になったので書いてみました。喫煙者の方々も、これを機に終煙してみてはいかがでしょうか。終煙してから太ってしまった私としては、個人的にあまりオススメしませんが…(笑)。