きっと、今働いている社会人のうち、40%くらいはやりたい仕事が出来ていないと思いながら働き、50%くらいはやりたい仕事が特に無いながらも働き、10%くらいがやりたい仕事をしているのではないか、という私の勝手な印象がございます。暗い話ではなく、そもそもそういう時は何を重要視して働いているか、自分が何に向けて仕事をしているかを考えれば済むことなのでございます。ここで、何かのヒントになればと思い、(極論になるかもしれませんが)ふわふわご紹介させていただきます。
仕事の目的
人によって、仕事をする”個人的”モチベーションは異なると思います。ここで大きく4つに分けてみましょう。
お金
給料、手当など、様々ありますが、要は個人への還元金額です。通常の社会人でしたら、貢献するお金を会社に入れることで、そこから様々な要素(共に働く社員分や光熱費、作業家賃、原価、プール金…等々)を差し引いて給料として個人に支払われるわけですが、とにもかくにもお金、お金という考え方でございます。
仲間
「この人と一緒に仕事がしたい」「こういう仲間と日々仕事で過ごしたい」等、社内でも社外でも共に働く人をモチベーションに仕事に取り組む方もいらっしゃると思います。業務内容やお金では代えられない”人”を大切にする働き方です。和を大切にしたり、尊敬する人がいたりすると、ここに重きを置き始めるケースが強くなったりするかもしれません。
業務内容
やりたい仕事や業務内容に重きを置くケースです。一般的にはおそらくここに重きを置いている方が最も多いような気がします。要は「どんな仕事をするか」ってことですね。そもそもなりたい職業から考える方もいらっしゃるでしょうし、就職してからやりたい業務レベルで考える方もいらっしゃると思います。
環境
福利厚生や居心地の良さ、職場立地条件等に重きを置く場合ですね。但し、これは職場に入るまでに検討するケースですので、いざ働き始めると前述の3つに比重を分岐させていくこともあろうかと思います。そういう意味では、ここだけ特殊な”個人的”モチベーションになりますが、それでも人によっては立派なモチベーションですね。
達成させるためのステップ
さて、大きく4つに分けて”個人的”モチベーションをご紹介しましたが、検討する上では4つ全てを達成させたい人もいらっしゃるでしょうし、1つだけでも良いと思う方もいらっしゃると思います。しかし、大切なのは”個人的”モチベーションを明確化するのではなく、それを達成させることです。そうでなければ、ただの愚痴や思いだけで終わってしまいます。そこで、そのための考え方をざっくりご紹介します。
Vision(展望)
前項の4つを具体化することです。「お金ならいくらほしいのか」「仲間なら誰としたいのか」「業務内容だったら日々の具体業務は何か」「環境だったら何を条件とするか」です。併せて”それを達成した結果、本当に個人的達成感は得られるのか”も再検討しましょう。極力最終的Visionであればあるほど良いですが、途中で変わったり、達成後また新たなVisionも見えたりすると思いますので、そこは時期的なものも加味(いつまでにしたいか)すると効率的です。
Mission(課題)
そのVisionに対して、今の自分と照らし合わせてみましょう。不足分が課題です。分かりやすいですね。大切なことは課題を明確化することです。課題無くして達成は無いですからね。不足分が無ければ、現状で”個人的”モチベーションは維持できていると捉えても良いかもしれませんが…。
Plan(計画)
課題が分かれば後はそれを解消するだけです。5W1Hの世界ですね。「何をすれば達成するのか」ということですので、要はMissionにおける成功要因(=KSF)が分かれば良いわけです。この段階で、何をどうすれば良いかだけ分かればとりあえずは良しとしましょう。
Management(管理)
自分を管理することです。Planの段階で何をどうすれば良いか分かれば、その為の第一歩が何かを考えることが大事です。これが実は一番大事でして、大体Planまで考えられても、その為の第一歩が見えていない方が非常に多かったりします。Planの5W1Hと被りますが、いつまでにどれくらい達成していけば、いつまでに完遂できるかというスケジューリングをし、自分を管理していくことが重要です。日々業務や作業に流されてここがお座成りになるケースは本当に多いんですよね。
Action(実行)
以上を明確化し、できればメモとして常に携帯する等が出来たら、後は実行するのみです。第一歩を踏み始めましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。至極当たり前のことをそれらしくご紹介しただけですが…(笑)。
働くことにおいて様々な迷いや岐路に立たされた時、こうして改めて目的とステップを明確化すれば、余計な悩みや迷いは無くなるということをお伝えしたく、ここに書いてみました。若い方であるほど様々な悩みはあると思いますし、私のようなおっさんでもたまに考え直すこともあったりします。私の備忘録的に書いてみましたので、読む方によっては非常に稚拙な内容であることをご容赦ください(笑)。