凄く個人的に思うことなのですが…意外と活用している人が少ないようで…私はやっぱり検索心理を仮説付けるツールのひとつとして、サイト運用者にはYahoo!知恵袋をお勧めしています。ですので、そのことについてご紹介します。
凄いぞ、Yahoo!知恵袋
私はプライベートな生活の中で、解釈に困ったり、イマイチ意味が分からないような疑問を持った時、やっぱり検索します。その検索クエリの中には「違い」という単語が入っていたり、口語的に検索(話しかけるような検索)したりします。これだけSEOに携わっていても、自分がいざ検索する時はド素人なクエリを入力してしまうものです(笑)。そして、そういうクエリに限って、検索結果にYahoo!知恵袋のページがランクインするケースも多いのです。
質問したい人と回答したい人を結び、幅広く情報を共有することを目指しています。
引用)Yahoo!知恵袋ヘルプ
そして、実際にYahoo!知恵袋のページを読んでみると、既に私と同じような疑問を持っている人が多いようで、私の検索クエリを代弁してくれるような質問が多いです。もちろん、仕込み(やらせ)っぽい質問と回答もありますが、質問内容が切実である程、Yahoo!知恵袋にも同様の質問があがっているように感じます。
しかし残念なのが、回答がそこまで的を得ているものも少ないこと。質問者に対して、直接的な回答を避け、むしろ気の持ち方を伝授するような回答も多いです。おそらく、その道のプロが回答すれば一発で分かるような質問でも、その道のプロによる回答が少ないせいで、素人に素人が回答するパターンが多いのではないでしょうか。ここに私はミクロなビジネスチャンスを感じてなりません。
サイト運用者は検索心理をYahoo!知恵袋で確認すべし
サイト運用者は、その道のプロ――少なくとも情報量や情報収集力に富んでいるはずです。しかしプロだからこそ、一般ユーザーや素人の気持ちにはなれない(忘れてしまう)部分も多いかと思います。そのプロが検索心理を探ったところで、一般ユーザーの深層心理には届かないかもしれません。
そこで、Yahoo!知恵袋です。SEO施策キーワードでYahoo!知恵袋内検索をすると様々な質問が上がっています。解決済みの質問であろうが未解決の質問であろうが、それら全てに目を通すと、最低でも以下の内容を推察することができます。
- 業界経験者が多い/業界未経験者が多い
- 入口の部分の疑問や不安が多い/色々試した結果の疑問や不安が多い
- どういうペルソナが多いか
これらを無料で知ることが出来るだけで非常に有益だと思うのです。一般ユーザーの生の声が転がっているわけですから。特に私のように色々な業界でSEO支援する者にとっては、その業界を知るためにも重要なメディアツールなのです。
さらに、その道のプロであるサイト運用者にとっては、質問に対する回答方法に物足りなさを感じるはずです。「その回答の仕方では、まだ足りてないんだよなぁ」とか思う部分もあるのではないでしょうか。
はい、ここにコンテンツ作成のヒントがありますよね。Yahoo!知恵袋のページを見ることで、検索心理の生の声を確認できるだけでなく、自分のサイトコンテンツの生成ヒントも得ることができるのです。Yahoo!知恵袋はコンテンツ作成のヒントが非常に多く隠されているのです。これだけの要素があるにも関わらず、意外と自分の業界のYahoo!知恵袋を読んでいないサイト運営者が多いことが私には驚きです。
Q&Aサイトは面白い
私はYahoo!知恵袋の回し者でも何でもないですし、盛んなQ&AサイトであればOKWAVEでも何でも良いです。とにかく目を通してみてください。そして、サイト運用者の方は、こうしたQ&Aページに引用してもらえるように自分のサイトページのコンテンツを練ってみてください。私も自分のサイトページがOKWAVE投稿内に引用された時は非常に嬉しかったです。サイト運用者にとって、こうしたインプットとアウトプットを楽しめるのもQ&Aサイトの良さですね。
というわけで、是非Yahoo!知恵袋を見てみてください、という話でした。ちなみに、自作自演はメディア的にもGoogle外部リンクガイドライン的にも違反ですので絶対にやめましょう。