昔はよく「ページ内容は変わっていないのに、titleタグだけを変更するのはおかしいのではないか?」という議論がございました。また、titleタグを変更するのは、SEO施策上最も簡単且つランキング影響しやすいので、サイト運営者であれば手を付け始めやすいのも事実です。では、実際にページは何も変わっていないのにtitleタグだけを変更するのはSEO上、おかしなことなのか…私なりの意見をふわふわご紹介したいと思います。
内容が変わらず簡潔化するならOK
例えば、タイトルの設定についてご進言した時、そもそものページ内容やサイト構造が合致している上で、より簡潔化して分かりやすくなるtitleの内容であれば、変更しても良いと私は考えています。その理由とは、せっかくページ内容が良く書けているにも関わらず、titleタグの内容に言葉が詰め込まれすぎていたり、ユーザーが検索結果を見た時にパッと内容を推察できない状態だったりするくらいであれば改善した方が自然だと考えるからです。まぁ、今のGoogleのインデックス方法として考えれば、そんな悪いtitleタグ内容であったら、書き換えられちゃいますけどね(笑)。
しかしながら、そもそも伝えているページ内容が変わっていないにも関わらず、titleタグの内容まで変わってしまう(要件が異なる)場合は、やはり不自然ですので私はオススメしません。
つまり、ページ内容を推察できるtitleタグが本来「単語A+単語B+単語C」で形成されているような内容で、その接続詞や装飾語が多すぎている状態を省くのは問題ないと思います。また、より簡潔にtitleタグを変更するにあたり、余計だと思われる単語を省くことで「単語A+単語C」等で形成されるようにするのも問題ないと思います。しかしながら、全くページ内容に含まれていないような単語を追加し「単語A+単語D」等で形成・変更することは良くないと考えています。
「じゃあ、そもそもtitleタグの内容がズレていて、それを正しい内容のtitleタグに変更する場合はどうなのよ?」という質問を受けそうですが、そもそもtitleタグの内容がズレているということは、期待する検索順位を得られていないはずですので、修正することで順位が下降することもないと思います。ですので、不本意ながら変更しても良いとは思います。
titleを変更する前にサイト構造を確認
「じゃあ、早速titleを変更していこう」と着手される前にちょっとご確認ください。私がオススメするtitleタグの命名規則はサイト構造と内部リンク構造を順守した形での表記方法です(「タイトルの設定について」参照)。後々サイト構造を変更することによって、titleタグを再度考察・変更しなくてはならないようでしたら、今すぐにtitleタグを変更するよりも、「具体的な内部リンク改善手順」に則して変更することをオススメします。
やはり、titleタグはページの顔ですからね。ちょこちょこ変えるよりも、堂々とページ内容やページの位置付けに合わせて変更する方が自然なことは自然ですよね。
従いまして、ページ内容を順守したtitleタグ内容変更は問題ないと思いますが、頻繁に変更するのは自然ではないということだけご理解いただければと思います。また、本記事内容は飽くまでも私の個人見解ですので予めご了承ください。