米国現地時間3月17日、GoogleがSearch Central Blogで動画SEOに関する新しい資料を案内していますので、その内容を和訳してお伝えします。日本語字幕でも閲覧できる動画での解説にプラスして要点を記載してくれています。
ブログの内容
まずは、Search Central Blogでの内容を以下和訳してご紹介します。
動画SEOのための新しいリソース
世界的なオンライン動画利用の増加に伴い、Googleでは、Web上の様々なソースから動画コンテンツにたどり着けるような提供方法を試行しています。Googleとしては、サイトオーナーが自分たちの動画を簡単にインデックスできて、Googleに表示されやすくなると良いと考えています。
そこで今回、動画をGoogle検索とGoogle Discoverで最適化するために役立つ2つの新しい手法をご紹介します。
サーチセントラルライトニングトーク
この新しいライトニングトークでは、Googleがどのように動画をインデックスするか、Googleで動画が表示される機能に焦点を当て、Google検索とGoogle Discoverで動画を最適化する5つの重要なヒントをご紹介します。
- 動画をWeb上で公開する。各動画は、robots.txtやnoindexメタデータでブロックされていないWebページの中で公開されている必要があります。
- VideoObjectの構造化データをマークアップする。動画における構造化データのドキュメントのガイドラインに従ってください。
- 高品質のサムネイルを設定する。有用なサムネイル画像がないと、動画がインデックスされないことがあります。動画サムネイルのベストプラクティスをご覧ください。
- 動画サイトマップを送信する。動画サイトマップのガイドラインと事例は、動画サイトマップについてのドキュメントに記載されています。
- 動画コンテンツのファイルにアクセスできるようにする。これにより、Googleは動画コンテンツを理解し、動画プレビューやキーモーメントなどの機能を活用することができます。Googleが動画ファイルを読み込むためのベストプラクティスをご確認ください。
動画のベストプラクティス
ライトニングトークに加えて、動画のベストプラクティスガイド更新し、Googleが動画を検索、インデックス、および理解するための最も重要な手順を明確にしました。このガイドでは、以下の方法をご紹介しています。
- Googleが動画を見つけやすくする
- 動画がインデックスに登録されるようにする
- Googleが動画のコンテンツファイルを取得できるようにする
- 特定の動画機能を有効にする
- 必要に応じて動画を削除、制限、または更新する
このページは、最新の推奨事項や動画構造化データガイドとともに、今後も更新していきます。
これらの情報がお役に立てば幸いですし、皆様からのご質問やフィードバックをお待ちしています。ご質問は、Google Search Centralヘルプ コミュニティでご共有いただくか、Twitterで@googlesearchcにお寄せくださるか、各ドキュメントページで直接フィードバックください。
引用)Search Central Blogより和訳
最低限とプラスアルファ
以前、私もYouTube動画でSEOすることについてご紹介しましたが、上記の内容はGoogleが最適なクローリングとインデクシングとランキングが出来るために行うべきこととして、最低限の案内をしてくれています。
しかし今回の案内は、ほぼクローリングとインデクシングのための手法で、ランキングに影響するのは…高品質なサムネを用意することくらいですかね(特にDiscover)。これらに加えて私が追加でお話しできるとしたら、動画の入っているページ(YouTubeでもEmbedしたWebページでも)において、動画の中身をテキストで説明してあげても良いかと思います。
最近多いのは、動画内のタイムスタンプ(目次)を入れて、どこから何の説明があるかを明確にしてあげたり、再生数や反応数(コメントや評判、リンク等)を最大化するために行うべき動画内容の研磨、またユーザーにとって適切な再生時間数を模索したりすることですね。
いずれにしても、今の段階で、動画内容を鑑賞した上で内容の品質を動画評論するクローラーはないはずですので、「どうやったらこの動画が高品質なのか」ということを追求してみるのは大事ですね。ユーザーが動画の再生ボタンを押してくれるための情報設計です。つまり、周辺要素で動画の高品質性をどうアピールするかがポイントになるかと思います。
コロナ禍ということもあり、動画市場は相当に拡大成長していますので、今のうちに動画SEOにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。