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SEOの勉強方法について

よく、色々な方から「SEOを教えてください」ということを言われます。すごく難しい依頼です。勿論仕事ですから、私はできる限り分かりやすくご説明させていただきます。でも私自身、自分でサイト制作と運用を行ってから知識と感覚値が飛躍的に向上しました。そこで、今回はそもそもSEOに取り組む姿勢について、僭越ながらふわふわ持論をご紹介したいと思います。

机

ざっくりSEO手段

超簡単に申し上げますと、SEOには大きく分けて2つあると考えています。

  • 閲覧者に対して有益な情報となるサイトを作ること
  • Googleが判断しやすいようサイトを整えること

 
すぐにできるのは2番目の内容です。「titleタグはこうした方がいい」とか「インデックスを正常に促進する」とか「内部リンク構造を改善する」とか、いわゆるテクニカルな部分を修正していくことでGoogleに判断しやすいサイト作りを行っていくことは良いことだと思います。
しかしながら、これは飽くまでサイトを整え、Googleに中身を理解しやすくさせる一助でしかありません。

大事なことは1番目の内容です。「誰が」「誰に」「何を」「どうやって」伝えたいのかを明確化し、ユーザーに新しい行動や考え方、知識を与えることができるサイトが優れたサイトだと私は考えています。そのためには、勿論市場分析ターゲット・インサイトを追及し、世の中の動向にアンテナを貼っておく必要があります。

1番目の内容が充分に出来た時、そこではじめて2番目の内容に着手しても改善は可能です。しかし、2番目を意識しすぎた結果、そもそも1番目の内容がおろそかになってしまっては後々の改善が非常に厄介です。

なぜ自分で運用する必要があるのか

自分でサイト制作と運用を行うことで、(サイトを完全把握しているわけですので)以下のメリットが得られると考えられます。

➀ 感覚値を養う
➁ 検証ができる
➂ 競合と徹底比較できる
➃ 深層を理解する

 

➀ 感覚値を養う ➁ 検証ができる

まず作業したり、サイトを弄ることができるのは自分しかいないため、自分の動きがそのまま検索順位として反映されます。結果「自分のサイト規模で、ここをこう改善した結果、これくらいの期間でこういう変動が見られた」という検証を肌で感じることができます。最終的に作業を他の人や第3者がやるよりも余程身に染みて検証できます。

➂ 競合と徹底比較できる ➃ 深層を理解する

コンテンツを考える上で、競合を良く見ると思います。そしてそれを参考に文章を組み立てようとします。しかしながら、それではただのコピペサイトになったり言い回しを変えただけのサイトになってしまいます。だからと言って、複数の競合サイトからピックアップしてコンテンツを作っただけではキュレーションサイトになるだけです。オリジナルコンテンツをしっかり構築した競合には勝てません。
そこで、自分ならではのコンテンツとは何かを徹底的に調べたり分析するでしょう。結果、足を使ったり、インターネットだけを参考にすることは無くなるでしょう。

こうしてコンテンツを考えて追及していくことで、自然に自分のコンテンツの質が優れているか、甘いかが分かってくるはずです。また、その上で「このサイトのコンテンツには勝てない」という悔しい思いも湧くかもしれません。
もちろんSEOという概念は検索順位だけが全てではありませんが、検索順位を物差しとして、あるべき優れたサイトの姿を理解する手助けにはなると思います。

大事なのは情熱

私も仕事上SEOを追求しているわけなのですが、やはりSEOを追求し続けている人と話していると、最後には「”情熱”だよね」という結論になります(笑)。SEOは誰かから教えてもらうものではなく、誰かの言うことをヒントに自分自身で行っていくものだと思います。

そして、それは情熱でしかないです。
自分でやってみて初めて理解することもあったりしますし、感覚値をつかめれば「この部分を改善したら、どれくらいで何位くらい上がりますか?」という質問も無くなるはずです。

時間と手間と頭をたくさん使いますが、不特定多数の他人様が検索した時、その検索順位で1位を目指すということはやはりそういうことなのではないでしょうか。

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