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ローカル検索順位の仕組み

2016年4月1日にGoogleが「Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する」内容を更新しました。ローカル検索結果の掲載順位の仕組みを公開するようになりました。マイビジネス管理画面で掲載されていない各登録ビジネス情報を改善するのは言うまでもなく…どちらかと言いますと、ここではローカル検索掲載順位が決定される仕組みについてご紹介したいと思います。

地球儀

ローカル検索とは

一般検索箇所に出現する3パック(以前は7パックでした)枠やGoogle地図検索で出現する箇所です。

ローカル検索
 

ローカル検索順位を決定する3つの要素

これはそのままピジョン・アップデート(ローカル検索結果の品質向上のために、登録情報をはじめとした様々なビジネス情報とSEOを考慮するアルゴリズム)だと思うのですが、以下引用する3つの要素によってローカル検索の順位が決定付けられるようです。

関連性

関連性とは、検索語句とローカル リスティングが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。
引用)Googleマイビジネス ヘルプ

 
⇒これは至極当然ですね。ネイルサロンを検索しているのに本屋が出ても仕方ありません。同様にネイルも対応している美容院よりも、ネイルサロンを主軸に展開している方が(ボリュームにもよりますが)優先される傾向は強いはずです。
 

距離

距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
引用)Googleマイビジネス ヘルプ

 
⇒検索クエリに「新宿」というキーワードが入っていれば、「新宿駅」「新宿区」により近い店舗展開をしているサイトが優先されます。また、検索する人の現在地に、より近い情報を優先しますので、ベニス・アップデートの影響を受ける要素でもあります。
 

知名度

知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、検索結果にはこうした情報が加味されます。たとえば、多くの人に知られている著名な美術館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Googleでのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEOの手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。
引用)Googleマイビジネス ヘルプ

 
⇒オンラインでもオフラインでも有名であることが重要とのことです。また、通常検索での掲載順位も考慮されるのでSEOも影響していると書かれています。これは勿論Googleが実店舗のサービスを理解するために、当然と言えば当然です。サービス内容をより良く理解するためにはYMYLの要素も必要ですしね。SEO施策をすることで、よりサービスを分かりやすくGoogleに伝達し、そしてそのサービス内容が優れていればローカル検索にも影響するってことだと考えられます。いわば“自薦”ですね。そこに(オンライン、オフライン問わず)口コミの要素や評判の要素、リンクやサイテーション(この場合、他サイトからの言及)要素等が加われば良いわけです。これはいわば“他薦”です。

そりゃそうだ

なんとなく分かっていたものの、こうして明確にGoogleが公開したことで、あらためて考え直すきっかけができたと思います。私も意外とローカル検索に関しては相談を受けることも多いのですが、これを機にGoogle+マイビジネスを登録されているサイト運営者の方は、色々検証してみてはいかがでしょうか。

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