つい先日「似ている商品」機能に関してこのブログで紹介させていただきました。Googleウェブマスター向け公式ブログでは、対象の商品ジャンルはハンドバッグとサングラスと靴ということでしたが、どうやら対象商品ジャンルが拡大されたようですので、私の珍発見と共にご紹介したいと思います。
商品ジャンル追加?
恐らく、どんどん追加されていると思いますが、私が見る限り洋服や帽子、(ネックレス等の)装飾品、(ソファ等の)家具も追加されたようです。もうあらゆるジャンルに適用されていますね。玩具等はまだのようですが、今後物販に関わるモノは全て適用されると推察できます。
そんな中、私はあるTV番組のある登場人物名で画像検索した結果(検索動機は探らないでくださいw)、俳優さんの衣装に「似ている商品」機能が実装されているのを発見しました。
スタイルのアイデアまで提案してくれています(笑)。
精度が高いと解釈するか否か
パッと見、笑いと共にGoogleのこの「似ている商品」機能における精度の杜撰さを感じる人がいるかもしれません。でも、私は感心してしまいました。
前回もお伝えしましたように、「似ている商品」としてレコメンド表示させるにはschema.orgによる商品の構造化データマークアップが必要です。そのマークアップを受けて(検知して)Google側で「似ている商品」として表示させるわけです。
では、逆に起点となる画像はどうでしょうか。当然、今回のそもそもの画像の方には商品の構造化データマークアップはされていません。それでもこの「似ている商品」機能が発動したわけです。
発動元となっている画像では確かに“グレーの被り物”をしていますし、“服装をコーディネイト”していますので、似ている品物を表示させることも、他のスタイルアイデアを表示させることも理に適っていますよね…。
つまり、Googleには目があるというわけです。これは機能の精度が高いと解釈することもできますよね。
利便性は?
今回、ユーザーとして不当に(笑)本機能を体験しましたが、全体的にこの機能はユーザーとしても使い勝手が良いですよね。
例えば「ゴールド△ダイヤモンド△ネックレス」が欲しくて、なんとなく画像検索しながら知見を高めたいと思った時、芋づる式に色々な画像を見ることで、どういったものがどれくらいの値段で存在するか、市場感覚を掴むことが出来ますからね。後は画像検索の更新頻度が高くなって情報鮮度が上がれば、非常に優れた機能だと思います。
ちなみに私はこの大仏カツラ…要りません(笑)。