Googleは、個人情報に抵触するような内容が検索結果に含まれていた場合、検索結果からその部分を削除できることについて、先日その個人情報の対象となるポリシーを変更しました。そして、今回その削除する申請方法について簡単に行える機能が実装される旨、今回のGoogle I/Oのタイミングで発表しましたのでご紹介します。
どういう内容?
要は、検索結果に個人情報に当たる内容が掲載されていた場合、その検索結果部分から直接削除申請をすることができるという機能です。その機能が数ヶ月以内にGoogleアプリに実装されるとのことです。ただし、個人情報削除申請に対しては公正な審査があり、公共性を失いかねない削除申請の場合は受け付けないとのことです。また、あくまでも検索結果から個人情報部分を削除するだけなので、その元となる掲載Webサイトに関しては直接連絡を取って削除申請を依頼してください、とのことです。
あなたのオンライン像を制御する新しい検索ツール
オンライン上で自分の名前を検索して、自分がどんな情報でオンラインに映っているか調べたことはありますか? 気になって調べる人は、おそらくあなただけではありません。多くの人にとって、オンライン上で自分のプライバシーを安全に確保するために、自分を特定できる重要な情報は自分で管理できる状態にあることが重要ですよね。
最近では、こういった自分のオンライン像を管理するための簡単なツールを持つことも重要になってきています。そこで、Google検索に新しくツールを導入し、個人を特定する情報が検索結果に表示されないようにすることで、オンラインでの足跡(デジタルフットプリント)をより安心なものにしていきます。
検索結果に表示される個人情報を削除する
Googleが最近、電話番号やメールアドレス、自宅住所などの連絡先情報を含む、個人を特定できる機密情報を検索結果から削除依頼できるよう、ポリシーを更新したことは、ご存知かと思います。
そして、これからは連絡先情報を含む個人情報を、Google検索結果から簡単に削除依頼できるようになります。Googleでは先日のポリシー更新に合わせて新しいツールを導入し、削除を申請するプロセスも効率化しています。
Googleで検索している際、電話番号、自宅住所、またはメールアドレスが含まれる自分に関する検索結果を見つけたら、その場ですぐにGoogle検索からの削除を申請できるようになります。この新しいツールを使えば、数回のクリックで検索結果から連絡先情報を削除するよう依頼でき、削除申請の状況も簡単に把握することができるようになります。
この機能は、今後数ヶ月以内にGoogleアプリで利用できるようになります。また、それぞれのGoogle検索結果の横にある3つのドットをクリックすることで、削除申請を行うことができます。正式に利用できるようになるまでは、Googleのサポートページから情報の削除申請を行うことができます。
ここで重要なのは、削除依頼を受けた場合、Webページ上のすべてのコンテンツを評価し、たとえばニュース記事など、広く役立つ他の情報の利用まで制限していないかどうかを確認することです。もちろんGoogle検索から連絡先情報を削除しても、Web上から連絡先情報がなくなるわけではないので、サイト所有者にも直接連絡できるのであれば、そちらからも削除を依頼することをオススメします。
Googleでは、情報へのオープンアクセスを強く支持しており、また、オンライン上の人々やそのプライバシーを保護することにも深く注力しています。今回の変更は、皆様がオンライン像を管理しやすくするための重要なステップであり、皆様にとってできるだけ簡単に管理できるようにしたいと考えています。
引用)The Keywordより和訳
エゴサしてね
まぁ、いわゆるエゴサーチして自分が特定されたり悪用されたりするような情報(クレジットカード、銀行口座、住所、電話番号、メールアドレス等)が検索結果のタイトルやスニペットに表示されていて、それが嫌だったら削除申請すると良いよ、って話ですね。そうなると少なくともGoogleの検索結果画面にはその部分が表示されなくなるか、Google検索結果にそのWebサイトページが一切表示されなくなるでしょう。
その申請が簡単アクセスで簡単操作になるそうです。
Webサイト上に個人情報が多く掲載されていて嫌だー!という特殊な人にとっては朗報かと思います(そんな人いるんか笑)。