• 検索アナリティクス(β版)

検索アナリティクス(β版)

5月6日からWebMasterToolの検索トラフィックから検索アナリティクスのベータ版が公開したようです。恐らく全WebMasterToolのアカウントが対象になっているようですので、是非チェックしてみてください。

光明

感想

まず、私の感想から…楽しい!!
楽しいと思ってしまった段階で、私はすっかりマニアかもしれませんが(笑)、今までのWebMasterToolで確認出来たこと出来なかったこと、GoogleAnalyticsでは確認出来たこと出来なかったことが、この検索アナリティクスによって併合的に検証できるようになっています。

検索アナリティクスを楽しむ

使い方

使い方は至ってシンプルです。項目Xと項目Yの組み合わせと言えば良いでしょうか。
この場合、項目Xは見たい数値のことで、クリック数、表示回数、クリック率、検索順位(この順位は相変わらず信憑性に欠ける)です。項目Yは見たい分類形式のことで、クエリ、ページ、国、デバイス、検索タイプ(ウェブか画像か動画か)、期間です。さらに項目Yに関しては比較して直感的に確認することもできるというわけです。

検索アナリティクス項目

これ以上の使い方は既に海外SEO情報ブログで紹介されていますので控えますが、これからSEOの効果検証レポートがより複雑化&深層化しそうですね。

レポートの多角化

この機能によって、まず施策キーワードの発掘と課題を浮き彫り化することが安易に可能になります。検索順位を上げるという、いわば縦の働きの他に、流入クエリ数を増やすという横の働きを施策動機化できるということですね。これによって、私含めSEOを生業としている担当者にとっては深い検証が必要になってくるわけです。

他には(GoogleAnalyticsでも簡単に抽出できましたが)受け皿ページ(LP)や人気ページの強化における課題抽出も可能になります。もちろんGoogleAnalyticsの活用が必要になりますが、人気ページでの直帰率やセッションに課題があるとしたら情報設計を敷き直さなければならないでしょう。

他にも検索順位と流入数の比例性を検証できたりもしますが、何よりGoogleAnalyticsの複雑なインターフェースが苦手というご担当者様には分かりやすい仕様となっている気がします。

終わりに

まだまだ仕様が安定していないようですし、数値の正確さは検証しなければなりませんが、とにかくこれからのSEOレポートが単純に順位だけ報告するような状況は無くなっていくことでしょう。私の取引先企業ご担当者様、乞うご期待ください。

#追記
Googleウェブマスター向け公式ブログでも検索アナリティクスについて発表がありましたね。クエリとLPの関係性がもっと直感的に分かるようになればお取引先ご担当者様にアウトプットしやすいのですが、クエリを1つ1つ選択してからでないとそのLPが分からないのが面倒です…クエリからアコーディオン形式的にLPがでるようになると良いな、なんて(笑)。贅沢ですかね(笑)

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