• ペンギンがコアアルゴリム化

ペンギンがコアアルゴリム化

ペンギン4.0が間近だとお伝えしておりましたように、ついに今回のペンギン・アップデートにより世界的規模でリアルタイム更新のコアアルゴリズムの一部となったようです。
 

ペンギンズ

今回のペンギン・アップデートは…

Penguinのアップデートがリアルタイムになりました。これまでは、Penguinの影響を受けるサイトのリストは、定期的に同じタイミングで更新されていました。ウェブマスターがサイトを大幅に改善し、インターネット上でのプレゼンスを強化すると、Googleの多くのアルゴリズムではすぐに考慮されますが、Penguinなど他のシグナルでは更新作業が必要でした。今回の変更により、Penguinのデータはリアルタイムで更新されるようになります。そのため、変更内容が従来と比べてはるかに早く(通常、Googleが再クロールしてページをインデックスに再登録するとすぐに)反映されます。また、Googleが今後の更新についてコメントすることもなくなります。
引用)Googleウェブマスター向け公式ブログ

 
今まではペンギン・アップデートのタイミング毎に、Googleがペナルティ(順位下落状況)や不自然な外部リンクをご破算して再度更新手続きをしなければならず、結果としてペナルティが解除されてしまったり(≒検索順位が復調してしまったり)していました。

でも、今後はパンダ・アップデート同様、ペンギンもコアアルゴリズムに入るため、アップデートの告知もなくなりますし、リアルタイムで更新・増強されていくとのことです。

Penguinでさらにきめ細かい対応が可能になりました。新しいPenguinでは、スパムに対して、サイト全体に影響を与えるのではなく、スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するようになりました。
引用)Googleウェブマスター向け公式ブログ

 
ペンギンに捕捉される場合、不自然なリンクを(リンク元のアンカーテキストやリンクの種類、プロファイリングに合わせて)細かく分析することで、施策キーワードを割り出して一部のキーワードのみで検索順位を下げたり、一部のページ群で検索順位を下げたりするようです。もちろんあまりに酷い場合はサイト全体の検索順位を下落させることだってあるでしょう。

具体的にはどのような形で検索順位が下落するの?

先日の9月13,14日の検索順位の動きが既に今回のペンギン・アップデートによるものだったとしたら、以下のような現象パターンが考えられます。

  • 一定のキーワードで25位~100位以上分、検索順位が下落する
  • 一定のページ(トップページや施策ページ)で大幅に検索順位が下落する
  • サイト全体で25位~100位以上分、検索順位が下落する

 
また、ペンギンに捕捉された場合、今の段階で警告メールやSearch Consoleでの通達、「手動による対策」欄における記述等でも100%に出てくるかどうかは判断しづらいですし、検索順位の下落と同時に連絡を受けるかどうかも分かりません。でも、流入数が急激に下落した場合はSearch Consoleから各キーワードの平均検索順位推移を確認して判断できるはずです(心当たりもあるでしょうし)。

気を付けるべきこと

気を付けるべきと言いますか…相談を受けた私が「これらのリンクでペナルティを受けていると思いますよ」と言っても、「いやこのリンクのSEO会社はペナルティじゃないと言っています」と言い返されることが本当にストレスでして…(笑)。「じゃあ、分かりません」と放り出すべきか、「いやいや、じゃあこういう検証をして確認してみましょうよ」と食い下がってでも理解していただくべきか、非常に困ってしまいます。

私から言わせれば、もうペンギンに捕捉された場合でも、何もウェブマスターに連絡しないでいただきたいです(笑)。そしてペンギンに捕捉されたと気付かずにずっと検索順位下落してれば良いんですよ、もう(笑)。

気を付けるべきことと言えば、「外部施策=不自然なリンクを自演すること」という考えではなく「外部施策=リンクを受けられるコンテンツ切り口を模索すること」という考えに切り替えていただくことでしょうか。いずれにしましても、外部リンクはSEO上非常に強いシグナルを持ちますので、前述の外部施策という意味では考察し続ける必要があるとは思います。

私個人として言わせていただくと、ペンギン自体は怖くも、嫌でも、気にもしていませんが…ペンギンに捕捉されたウェブマスターから相談されるのは辟易しているのでございます(笑)。

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