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動画のキーモーメント(主な出来事)の設定

Googleは米国現地時間7月19日、検索結果に動画のキーモーメント(主な出来事)を表示する新しい設定方法を検索セントラルブログで発表しました。既に日本語版も出ていますので、今回は解説だけしたいと思います。

キーモーメントの設定方法

動画を検索結果に表示する際、タイムスタンプ(該当場面にスキップしてそこから視聴できる箇所)の見せ方をしたい場合、このキーモーメントの構造化データマークアップが必要になります。この記述の仕方においては、構造化データにもともとClipプロパティを使ってどこをタイムスタンプにしたいか手動で設定できましたが、2021年6月のGoogle I/Oで発表したように、SeekToActionプロパティによる単一的な記述で自動タイムスタンプ抽出できる機能も開始されました。このSeekToActionに関してはベータ版だったのですが、これが今回動画のある全てのサイトでサポートされるようになり、正式版となりました。

サンプル

そして、それには対象となる動画URLでタイムスタンプ視聴できる仕組みであることが条件になります。例えば、?t=(秒数)のパラメータを付けることで、実際にそのタイムスタンプのところから視聴できるYouTubeの動画はこの条件をクリアしています。

結構凄いことですよね!? GoogleがAIで動画内容を自動識別してタイムスタンプを設計するという話なので…。まぁ、まだ「信用できん!」という人は引き続きClipプロパティでしっかり自分がタイムスタンプしたいところをマークアップ記述しておくと良いでしょう。

本日、各セグメントに手動でラベルを付けることなく、サイト上の動画の主な出来事を有効にする新しい方法をリリースします。必要なのは、動画内の特定のタイムスタンプにスキップするためのURLパターンをGoogleに伝えることだけです。GoogleはAIを使用して動画の主な出来事を識別し、該当部分への直接リンクを検索結果に表示します。

引用)検索セントラルブログ

もうちょっと具体的に言うと、実際に自分から手動でタイムスタンプを提示したい場合、Clipプロパティの記述をひとつひとつURL単位で設定する必要があります。しかし、タイムスタンプをGoogleに任せて自動化させたいなら、SeekToActionプロパティを使って、(リンク先にあるように)秒数によるURLの定義付けさえ記述しておけば良いだけ、というわけです。

また、ClipプロパティでもSeekToAcitonプロパティでも、そもそも動画が掲載されているサイトページに構造化データのマークアップが出来ることが前提です。例えば、YouTube動画を埋め込んでいるサイトページにSeekToActionプロパティを記述する場合、”target”属性の記述部分でYouTubeのURL末尾に?t={seek_to_second_number}と入力して設定する必要があります。これに関してはSeekToActionプロパティのマークアップページをご確認ください。

SeekToActionマークアップは、ご自身のサイトに埋め込まれた動画にのみ適用されます。schema.orgマークアップを制御できないサードパーティのプラットフォームに動画を投稿する場合は、そのプラットフォームに問い合わせて、このマークアップがサポートされているかどうかをご確認ください。

引用)検索セントラルブログ

ちなみに、AIが動画を判別してキーモーメント化するというのはかなり凄いとは思いますが、とはいえあくまでも精度に関しては「?」なので、しばらくはClipプロパティで手動設定するほうが確実かと思います。

SeekToActionマークアップを、主な出来事を有効にしてユーザーが動画の内容を容易に把握するための、手軽で効率的な方法としてご活用いただければ幸いです。

引用)検索セントラルブログ

 

SeekToActionに関しては、そのうち私も試してみたいと思いますが、皆様も宜しければ是非設定してみて、その精度を確認してみてはいかがでしょうか。

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