リンク否認ツールに続き、古いコンテンツの削除ツールがリニューアルしました。GoogleがTwitterで発表しています。インターフェースの変更のようですが、サイトオーナー側で行う作業ではなく、第3者が行うツールですのであまり馴染みがないかと思います。でも何かと便利かもしれませんので、知っておくと良いでしょう。
And another announcement today!
We have updated the Remove outdated content tool
We freshened the tool interface and also made the existing capabilities more intuitive to use. We hope you will like the new look of the report!
Read more at https://support.google.com/webmasters/answer/7041154— Google Search Central(@googlesearchc) 2020年11月18日
古いコンテンツの削除ツールを刷新しました!
ツールのインターフェースを刷新し、既存の機能をより直感的に使用できるようにしました。レポートの新しい外観を気に入っていただければ幸いです。
詳細は https://support.google.com/webmasters/answer/7041154
引用)@googlesearchcより和訳
古いコンテンツの削除ツールとは
そもそもこれはどういったケースで使用するツールなのかをご説明します。これは、例えば「サイトドメインを閉鎖してドメインを手放した。でも、そのドメインは別の人に購入され、しかも当時の魚拓がまだWebサイトページに残っている。自分のWebサイト内容が誰かのWebサイトページに掲載されてしまっている」というケースや「自分のコンテンツ内容が過去の状態のまま、誰かのWebサイトページに掲載され続けているから消してほしい」等のケース、つまり過去の自分の古いコンテンツを掲載している第3者所有の当該ページや画像をGoogle検索に掲載してほしくない際にGoogleに申請するツールです。
ですので、利用者としてはサイトオーナー云々ではなく、ユーザーレベルの第3者となります。まぁ、B2Bケースで考えるのであれば、自社の過去のケースをまだ掲載している比較サイトに対してツールを使うこともあるかもしれませんね(直接言えば良いだけかもしれませんが)。
Search Consoleヘルプにおける古いコンテンツの削除ツール説明には、以下のように利用するシーンを紹介してくれています。
次の場合にこのツールを使用してください。
かつ、
- …ページや画像がすでに存在していない、または現在のページや画像と大幅に異なる
次の場合はこのツールを使用しないでください。
- …ページや画像の情報が不正確、不適切、違法な場合など。現在の情報が不適切、不正確、危険、個人攻撃、有害と考えられる場合は、こちらをご覧ください。
- …ページの確認済み所有者である(Search Consoleにおいて)。確認済みの所有者の場合は、代わりにこちらのツールをご使用ください。
- …一般公開されているURLの検索結果を完全に削除する場合。Google やウェブから情報を削除する方法の詳細については、こちらをご覧ください。
- …Googleにページの再クロールのみをリクエストする場合。ページが削除されていないか、またはページに大幅な変更(主要な画像や情報の削除)がある場合、このリクエストは承認されません。再クロールのみをリクエストする方法については、こちらをご覧ください。
古いコンテンツの削除ツールの使い方
Googleにログインした上で、「Google検索から古くなったコンテンツを削除する」ページから対象ページや画像のURLを記載し申請します。リクエスト用の最適なURLの記述方法はSearch Consoleヘルプに記載されているので、画像検索結果における申請事項に関しても方法が分かるかと思います。
古いコンテンツの削除ツールによって申請された内容は、当該箇所を掲載しているサイト所有者のGoogle Search Consoleを通してサイト所有者にも通知されます。サイト所有者側は削除しない正当な理由があって、その掲載を続けたい場合、削除ツールからの申請をキャンセルすることができます。そういう風にしないと、第3者によって一方的に検索結果から除外されていってしまいますからね。
サイトオーナーが自分のコンテンツを削除したい場合は別
よくSEO界隈で言われる「Search Consoleの削除ツール」というのは別です。あれは飽くまでもサイトオーナー側が自分のWebサイトページを何かしらの理由で暫定的にGoogle検索から除外したい場合に使用します。従って除外期間も6ヶ月と限定されているやつです。
まぁ、SEOに携わる人にとっては、本件の原告側にも被告側にもなりかねないわけですので…一応頭の片隅に置いておく程度でも理解しておくと良いでしょう。