• 2023年3月の米オフィスアワーより①

2023年3月の米オフィスアワーより①

2023年3月に米国本国で行ったEnglish Google SEO office hoursについて、フォローアップ記事が出ましたので、いつものように和訳してご紹介します。今回は全部で27個質問がございますが、そのうちの12個をご紹介します。残りは次回の記事でご紹介します。基礎的な質問が中心ですが、にわか知識を補完するにも役立ちますので、ぜひご参考ください。

質問と回答

2023年3月GoogleSEOオフィスアワーの議事録です。内容に関して何かあればGoogle Search Centralのヘルプコミュニティへ質問すると良いでしょう。今回ご紹介するのは、全27質問のうちの12個です。私からはまず、和訳したものをご紹介します。

1. 自分のサイトを最適に検索結果に反映させる方法は?

John:ボブからの質問です。「SEOの結果を最大限活かすためにはどうしたらよいでしょうか?新しいWordPressのサイトでURLを指定したのですが、検索結果上には以前のサイトと新しいサイトが混在されてしまっています。」

ボブさん、こんにちは。Webサイトを更新する際に特別なことをする必要はありません。Googleが現在のWebサイトを再処理する際に、自動的に新しいサイトに更新されます。しかし、いくつかできることもあります。WebサイトのURLを変更する場合に理想的なのは、ページを削除したり折りたたんだり、古いURLから新しいURLにリダイレクトしたりすることです。これはユーザーと検索エンジンの助けになります。もしその対応ができない場合は、404または410のステータスコードを返すべきです。あなたのサイトをダブルチェックしたところ、既にこの方法をとっていました。緊急に削除する必要があるページがある場合は、Search Consoleで削除を申請することができます。最後に、あなたのサイトを見ていると、titledescriptionについて改善点があるように感じられます。例えば、所在地である都市名や州名をタイトルに入れることでユーザーは認識しやすくなるのではないでしょうか。
 

2. GoogleはどのようにWebP画像を認識するのか?

Gary:サムからの質問です。「GoogleはどのようにWebP画像を認識しているのでしょうか?ファイル拡張子や画像そのもののフォーマットで認識するのでしょうか?」

これは面白い質問です。すべてのコンテンツタイプで、私たちはHTTPレスポンスのcontent type headerを見ています。画像も同様です。画像のフォーマットは、実はファイル拡張子からではなく、サーバーが送信するcontent type headerから確認することができます。他の方法で画像の形式を知ることもありますが、一般的にはHTTPヘッダーの情報で十分です。
 

3. 「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」エラーの処理

Lizzi:ジミーさんからの質問ですが「Search Consoleで『ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした』いうエラーを解決するにはどうしたらいいでしょうか?」

こんにちは、ジミーさん。Search Consoleには、このメッセージの影響を受けるページのリストが表示されます。なので、リスト内のいくつかのページを見て、修正する必要があるか確認してください。これは、あなたのページデザインとして意図した通りに機能しているのであれば、たとえエラーが表示されていても全く問題ありません。ここでいう「視認性」とは、ページが最初に読み込まれた時に、動画が視界に入っているかどうかを意味します。これは“above the fold”とも呼ばれます。また、動画のサイズは小さすぎず、大きすぎず、適切な大きさである必要があります。この点については、動画のインデックス登録レポートのドキュメントに詳細が記載されていますので、そちらをご確認ください。
 

4. 1つの内容を2つの言語で記載していると、Googleは重複コンテンツと見なすのでしょうか?

John:マークからの質問です。「1つの内容を2つの言語で記載していると、Googleに重複コンテンツとみなされる可能性があるようです。どうすれば回避できるでしょうか?」

いい質問ですね、マークさん。この問題は時々出てきます。重複コンテンツのペナルティはありませんし、このような場合でもペナルティはありません。しかし、それでも何らかの影響が見られるかもしれません。サイトに同じ言語で同じ内容のページがある場合、そのうちの1ページを重複として扱い、もう1ページをcanonicalとして選ぶということが起こり得ます。これはページ単位での話です。ですので、一般的に検索した時には、もう片方の内容が全く同じなので、片方のページだけを表示することになります。hreflangアノテーションを使用している場合はGoogle検索においてURLが切り替わるようにできます。しかし、Search Console上は主に正規となるURLだけを検知してレポーティングします。そのため、一方のページを無視しているように見えるかもしれません。つまり、レポートとしては少し混乱するかもしれませんが、有効に機能しているかと思われます。一応、他の国のユーザーが訪問した時は専用のバナーを表示し、適切な言語のバージョンに誘導しても良いでしょう。
 

5. オランダ語のWebサイトに.comを使うのがいいのか、それとも.nlを使うのがいいのか?

Gary:イェレからの質問です。「私はオランダのWebサイトを.nlドメインで運営していますが、最近.comドメインも購入しました。オランダのWebサイトに.comドメインを使うのと、.nlドメインを使うのとでは、どちらがSEO的に良いのでしょうか?」

これは大きな話題になりますが、可能な限り、.nlドメインのままにしておいたほうがいいと思います。理由の1つは、サイトの移転にはリスクが伴うということです。ですから一般的には本当にしかたない場合にのみ、サイトの移転を行うことをおすすめします。そしてもう1つの理由は、.nlドメインであれば全ての検索エンジン言語に対して、そのサイトがオランダの専門サイトであるという非常に直接的なシグナルとなるためです。.comドメインでは、このような利点は得られません。
 

6. 大量のインデックスされたページを移動するには?

Lizzi:匿名での質問です。「大量のインデックスされたページを別のサイトに移動するにはどうすればいいのでしょうか?」

なるほど、これはかなりの大冒険になりそうですね。エラーの可能性を最小限に抑え、実施する変更箇所を極力小分けにしていくようにしましょう。サイトの再構築や再設計のように、並行した他の大きな変更はしないようにしてください。URLの移動だけに集中し、そのままリダイレクトするようにしましょう。移動前と移動後のすべてのURLの一覧を作成し、正しくリダイレクトしているかどうかトラフィックも監視してください。サイト移転が成功するかどうかを確認するためのチェックポイントがまとまった、より詳しい情報が掲載されているサイト移転時のドキュメントがあります。幸運を祈っています。
 

7. Search Consoleのクロールリクエストは、GoogleのAdsBotのクロールも含まれるのでしょうか?

John:エレンからの質問です。Search Consoleのクロールリクエストは、GoogleのAdsBotのクロールまで含めてくれるのでしょうか? というのも、Search Consoleのクローラーが提供するいくつかの例で、Merchant Centerから当社の商品URLをリクエストしていることに気づいたからです。

エレンさん、こんにちは。Search Consoleのクロール統計には、AdsBotも含まれています。「Googlebotの種類」セクションに個別に表示されているはずです。これは、AdsBotが検索のGooglebotと同じインフラを使用しており、同じクロール率メカニズムによって制限されているためです。
 

8. GoogleはどのようにしてインデックスされたURLを更新しているのですか?

Gary:シャノンからの質問です。「検索結果として返されたインデックスされたURLを、Googleはどのように更新しているのですか?」

Googleは、一度クロールして再処理されたURLをインデックスで更新します。GooglebotでURLをクロールしそれをインデックス機能に繋ぎます。そして、そのインデックスがそのURLを再処理するのでしょう。URLの人気状況によっては時間がかかることもありますが、最終的には更新した結果をインデックスするはずです。
 

9. hreflangは、複数のサイトマップを掛け合わせて判断されるものでしょうか?

Lizzi:フレデリックの質問です。「hreflangは複数言語のサイトマップを掛け合わせて取り扱うものなのでしょうか? それとも、言語単位でそれぞれ同じようにサイトマップを作る必要がありますか? つまり、DE、CH、ATのそれぞれに1つずつのサイトマップが必要なのですか?」

どちらの方法でも構いませんが、管理しやすい方を選んでください。複数サイトのサイトマップをクロス送信する方法に関するドキュメントhreflangのドキュメントをご覧ください。このドキュメントには、正しく検知してもらうために必要な情報と、選択したアプローチと送信方法毎の詳細な情報が記載されています。
 

10. 再インデックスを大量に要求することは可能ですか?

John:マルティナからの質問です。「Search Consoleでショップの全商品の再インデックスを大量にリクエストすることは可能ですか?」

マルティナさん、こんにちは。残念ながら、Webサイト全体の再処理をリクエストするために押すべきボタンはありません。言い換えると、時間の経過とともに自動的に行われるものです。サイトマップファイルを使用して、変更されたページについて通知するようにしてください(ほとんどのECサイトではこれを対応してくれるはずです)。また、商品や価格の更新であれば、Merchant Centerのフィードを利用することもできます。より早く更新したい個別のページがある場合は、Search ConsoleのURL検査ツールを使って、再インデックスを依頼することができます。また、緊急に削除する必要があるページがある場合は、Search Consoleで削除申請することも可能です。実際には、正しくECサイトの設定ができているのであれば、これらすべてが自動的に機能するはずです。
 

11. Googleはなぜ、あるURLをそれとは別のURLと重複していると表示してくるのでしょうか?

Gary:ローリから重複したURLについて質問です。「Google(Search Consoleで)は、あるURLが別のURLと重複していると表示していますが、なぜでしょうか?」

Search Consoleにサインインすれば、取得したデータから特定のURLが重複していると考えられる理由を解明することができます。ざっくりと回答すると、2つのURLはある箇所で重複していた、あるいは少なくとも重複に類似していたため重複していると考えています。お好きな検索エンジンを使って、URLの正規化の問題解決に関するGoogleのドキュメントを検索し、問題を解決するためのヒントを得ることができます。
 

12. <stron>タグは私たちのWebサイトにとって有益なのでしょうか?

Lizzi:ヴァリンダーからの質問です。「<stron>タグは私たちのWebサイトにとって有益かどうか、<b>タグと<stron>タグはどう違うのでしょうか?」

いい質問ですね。<b>タグも<stron>タグも、テキストが重要であることを指定するための方法ですが、同じではありません。<stron>タグは警告のような、より強烈に重要で緊急で深刻な性質のものに使うべきものです。私が記憶している限りの違いは、<stron><bold>をより強くしたものという感じです。

引用)Google SEO Office Hours|Search Centralより和訳

 

今回は分かりづらい内容が多く、訳しづらかったです。分かりにくい箇所がございましたら申し訳ございません。内容もそんなに面白くなかったかもしれませんね。ひとつあるとすれば、動画ページであれば、ファーストインプレッション時に動画が表示されていないと視認性が低いという扱いを受けるというだけで、意図しているのであれば決してマイナスではないよ、という点くらいでしょうか。

細かな機能に伴う解釈

今回の質問を通して感じることとしては、「Googleは公式にこう言っているけど(または専門家からこう言われたけど)、この場合はどうなの?」という質問が多く、ここで言う「この場合」は決して特殊なケースではなく、通常のサイト運用の中で起こり得る話に過ぎないという印象です。とはいえ、私のような外部プランナーであれば様々なケースを経験しているので分かりますが、インハウスでSEOを自己完結しなければならない人にとっては不安ですよね。ですので、そういう人にとってはこういったオフィスアワーは非常に有難いのかもしれません。ちなみに、私の周りでインハウスでオフィスアワーを定期視聴している人はいないので、こうしてブログでご紹介しているわけですが…(笑)。

ちなみに、日本のオフィスアワーは休止してしまいました。私もリアルタイムではないものの結構視聴していたので残念です。エヴァンジェリストのご担当者様もレイオフの対象になったとのことで非常に寂しく「ありがとうございました。お疲れ様でした」という想いでおります。

Microsoft、Amazon、Meta、Twitterに次いでとうとうGoogleもです。おそらくIT業界の人材はこれから買い手市場に変わっていくのではないでしょうか。あ、この辺に関する私の考えはまた違う機会でご紹介させていただきます。

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