今さら感が否めませんが、Googleは米国現地時間9月14日、Search ConsoleでHTTPSレポート機能を追加したことを発表しました。健全にサイト運用している人にとっては特段気にする話でもございませんが、内部リンクや何かの手違いでHTTPバージョンが読み込まれてしまっている際には便利です。まぁ、それくらいです。一応Search Central Blogでの記事を和訳してご紹介します。
New on Google Search Console 📢 HTTPS report ⛓️ Find more information regarding the HTTPS status of your site and make it easier to understand which pages are not served over HTTPS, and why not. Learn more https://t.co/0Pq9MI4ZCG pic.twitter.com/hDZgeF5E5J
— Google Search Central (@googlesearchc) September 14, 2022
サイトのHTTPSステータスに関する詳細情報を検知してHTTPS経由で提供されていないページとその理由を容易に発見できるようにしました。詳しくはこちら。
引用)@googlesearchcより和訳
Googleの発表内容
ページエクスペリエンスはモバイルとデスクトップでそれぞれあります。2021年8月に再定義された最新のページエクスペリエンスはこちらで、その後2021年11月に発表されたデスクトップ用のページエクスペリエンスはこちらです。この中のひとつである“HTTPS”項目がSearch Console内の[エクスペリエンス]項目内に独立して機能登場するようになりました。
Search Consoleの新しいHTTPSレポート
昨年、Googleがサイトのページエクスペリエンスを評価する方法に影響を及ぼす問題を提示することで、サイトオーナーが理解し修正できるよう、Search Consoleのページエクスペリエンスレポートをリリースしました。その後皆様からいただいた要望の中で共通した内容の1つは、サイトのHTTPSの配信状態に関するより多くの情報を提供し、HTTPSで提供されていないページとその理由を簡単に理解できるようにしてくれ、とのことでした。
この要望に応えるべく、Search ConsoleのHTTPSレポートを今後数ヶ月かけて徐々にロールアウトしていきます。このレポートを使用して、Google検索で提供されているHTTPSページに関する情報を得ることができます。また、このレポートではページがHTTPSとして配信されるのを妨げる問題がサンプルURLと共に一覧表示されます。
おさらいですが、ページエクスペリエンスとは、モバイル端末とデスクトップ端末の両方において、ページが持つ純粋な情報価値以上に、Webページのインタラクティブ性がユーザーにどう受け止められているかを測定する一連のシグナルであるとご理解ください。これには、ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性など、実際のユーザーエクスペリエンスを測定する一連の指標であるコアウェブバイタルと、モバイルフレンドリー、煩わしいインタースティシャル広告、HTTPSに関するシグナルが含まれます。HTTPSの構成要素は、Web上でのユーザーの安心と安全を保証します。
新しいHTTPSレポートが、HTTPSで配信されないページの問題を解決するのに役立ち、サイト訪問者のページエクスペリエンスを向上させるのに役立つことを期待しています。
ご質問やご不明な点は、Google Search CentralコミュニティまたはTwitterでご連絡ください。
引用)Search Central Blogより和訳
あとは邪魔なインターステイシャルのレポートを…
今回のHTTPSレポートによって、以下のページエクスペリエンス評価項目のうち、Search Console内に掲載されているのは“邪魔なインターステイシャルが無いこと”以外全てになりました。ということは、邪魔なインターステイシャル掲載状況が報告される機能が追加されるのも時間の問題でしょうか…。
意外と邪魔なインターステイシャル広告を掲載しているWebサイトは多くあるので、これがサチコで警告されるようになってくれたら、そういうのも減るのかな、と淡い期待をしてしまいそうです。