先週末くらいからGoogle画像検索結果画面に小さなタグの機能が大幅に増加しています。恐らく近いうちにGoogle画像検索に関してはドラスティックな変更が加わるかと思いますが、まずはこの機能についてちょっとご紹介したいと思います。
どんな内容?
数ヶ月前からついている画像検索結果画面の小さなタグ群。でもこれについてはそこまで細分化されたものではなく、飽くまで連想される追加ワードの紹介程度でした。しかしこの数が検索クエリに合わせて多めに表示(ビッグワード程量が多くなる)されるようになっています。私の予想ですが、AI化によるビッグデータ処理が進んだ結果なのではないかと考えています。
そしてここに出てくるキーワードを追加したり(追加分を削除したり)して、画像検索を絞り込んでいくことが可能になりました。これ、以前もある程度はありましたが、このタイミングでかなりのボリューム増加になったと思われます。こちらの画像では「猫」で検索した後⇒タグ「かわいい」⇒タグ「ぶさ」⇒タグ「マンチカン」を追加しています。
画像検索において、より直観的に(文字を打つことなく)文字想起させ、連想的に絞り込んでいけるようになっています。Googleが言うところの「The shift from answers to journeys(検索結果回答から旅へのシフト)」が具現化された機能の一環とも言えるでしょう(まだGoogleが追求している機能ではないと思いますが…)。
通常の複合ワード検索と違うの?
この機能は、あるクエリに紐づいたワードを連想的に表示させることで、文字を打ち直すことなく焦点をより絞った画像情報を提供してくれる機能です。「じゃあ、実際にそのワードを組み合わせた画像検索と結果は異なるかどうか」試してみました。「猫△かわいい△ぶさ△マンチカン」での検索結果画面と比較してみました。
ほとんど同じですが、微妙に違いますね。なぜでしょう…アプローチするアルゴリズムが違うのでしょうか。恐らく今回の機能はAIでワードを想起させ、それをクリックするという流れかと思いますが、複合ワード検索の方では、直接的にワードとマッチする画像を表示させるため、微妙に異なるのかもしれません。
スマホECの強い味方?
さて、よりビッグデータ化したこの機能。これがどんなシチュエーションで機能するか考えると、検索ユーザーの購入商品への到達度ということが容易に浮かびます。欲しい服などを任意のワードで検索した後、そこから絞っていって自分の好みや希望する機能に合う商品へ出会えるようになりやすいのではないでしょうか。特にPCのように長時間向き合って使用するのではなく、スマホのように数分を断続的に繰り返して使用する場合において発揮しそうな機能です。
そう考えれば、ECサイトはこの画像検索に対するSEOをより強化していく必要性が出てくるでしょう。発見されにくい画像の設置や取り扱いをしていては今後ユーザーとの接触機会を失いかねません。ですので、今一度画像の取り扱いやガイドラインを確認するようにした方が良いと思います。