検索ユーザーの視点から

先日、GoogleがThe Keywordで「賢い検索者になるための6ステップ」を紹介していました。これは飽くまでも検索ユーザーを対象に「欲しい情報を見つけるにはどういう検索が望ましいか」という話の記事なのですが、これらを読むことでサイトオーナー側(≒検索される側)の気付きにもなれば、と思いましたので、ここで和訳してご紹介します。

シフトパネル

ふわふわ

検索の心得

最近はDiscoverをはじめ、各SNSでアカウントの嗜好性に則したフィード表示形態も多く、検索離れしているユーザーも多いそうです。いずれ「検索」は口頭ベースの対話型になり、5GとARによって端末というガジェットが様々な形に変化していくかもしれませんね。いやぁ、凄い世の中になっていきそうです。

そんな感傷に浸っている中(笑)、Googleは以下のような検索テクニック(心得)を紹介してくれています。

賢い検索者になるための6ステップ

検索はすでに20年以上もの歴史があり、Google側は日々何十億ものクエリを目にしています。今日だけでも既に、日曜日のジャイアンツとニューヨークジェッツの試合のスコアを確認したり、Coldplayの新曲の歌詞を見たり、来年のサマータイムがいつ始まるのか調べたりと、色々な形で検索を利用しています。しかし昨今のように、膨大な情報へオンラインアクセス可能な状況の中で、探している情報を正確かつ最短距離で見つけ出す方法が常に決まっているわけではありません。
Google検索でのリサーチサイエンティストとしての14年の経験で、私は人々がWebで検索する際に、どのように大量の情報を集め、整理し、理解しようとしているのか知るべく、いくつかの実験を行いました。またオンライン上でも、対面でも検索についての便利なテクニックを教える授業を受け持っています。加えて実は『検索の喜び:Googleの中の人が書いた基礎を超えるガイド』という本まで出版しています。
以下、どんな世代の生徒であろうとも、探している情報にいち早く辿り着くために教えている単純な6つのステップをご紹介します。

検索をもっとしてみる
検索する時よくあるのが、ページの最初の結果だけを見てそれが正しい答えだと判断してしまうことです。複雑な話題が絡む検索にも関わらず、1つのシンプルな検索ワードで疑問に対して適切な回答を得られるとは限りませんし、むしろ不充分でしょう。2,3回以上検索をしてみると、検索対象の内容に対して他の側面が見えてきたり、バランス良く信頼に値する情報を得ることができるかもしれません。

ソース元の信憑性を確認する
Web上で検索する時、探している情報に対してベストなサイトに訪れたかどうか、きちんと確認しましょう。そのWebサイトの第一の目的が何か、自問自答してみましょう:自分の何の助けになるのか?この情報を提供することによってサイト運用者側の意図は何なのか?サイト内の情報は他の信憑性の高い情報に伴っているか?等。他にもWebサイトの信憑性をチェックする方法として、フォーラムサイト(口コミサイト)や掲示板を見て、他の人たちがそのWebサイトについてどう評価しているか確認するのも良いでしょう。

質問に回答を含めない
既に答えの目星がついていながらも検索するだってあると思います。しかしクエリの中に答えを含めてしまうと、自分の考えに対しての検索結果として偏りが出てしてしまう可能性があります。例えば、もし「ゴールデンレトリーバーは85ポンド(約40kg)あるか」と検索した場合、検索結果画面は「85ポンド」の回答を含むWebページしか表示されないことになるわけです。それよりも「ゴールデンレトリーバーの重さ」と検索しましょう。そうすれば、様々なパターンの検索結果を表示させることができます。前述のテクニックで信頼できるソース元か確認しつつ、このやり方で正しい答えを絞り出すことができると思います。

広く検索を始めて、絞り込む
検索したい話題について、広義で一般的な単語から検索を始めてください。そこから、最も関連性のある内容を見つけて、さらに情報を絞って検索しましょう。例えば、もし「ニューヨークにはどのくらい先生がいるか」と検索した時、たくさんの検索結果が出てくると思いますが、それだけでは本当に探している情報とは全く違うものも含まれます。そこで、さらに具体的な検索をすることで、欲しい情報を絞り込んでいきましょう。例えば「ブルックリンの公立の幼稚園の先生の数」のように。

キーフレーズを混ぜてみる
時には、欲しい情報を得るために別のクエリやフレーズでも試す必要があります。キーワードはアイデアや疑問の答えを知るために最も重要な単語であり、それは検索エンジンに何を探しているのかを伝えるわけです。完璧な答えとなるページにはどんな単語が含まれているか、また他の人だったらどのように書くだろうか自問してみてください。これを行うのに便利な方法が「パラレルブラウジング」で、欲しい回答を得るために情報の範囲を広げることです。つまり、違うブラウザ(タブ)で開いてみて、それぞれの検索結果を並べてみることで色々なパターンの検索を試すことです。

他の種類の検索できるコンテンツも確認する(画像、動画、本)
特に、そもそも視覚的なコンテンツを探している場合、ただのWeb検索ではない他の検索機能が便利に働くこともあるでしょう。新しい仕事を探すにあたり、どのように履歴書を書けば良いか実例を知りたければ、Google画像検索で履歴書や仕事検索の使える情報を見ると良いでしょう。また、もしホタテを使って好きなシェフのように調理したい場合は、ステップバイステップで教えてくれる動画を検索することもできるでしょう。他にも、お気に入りの本の中にある引用がどのページにあったか思い出せないこともあると思います。Google Booksを使えば、ページやパラグラフを遡り、キーフレーズや引用・抜粋部分を検索できるようになっています。ダブルクオテーション(“)を使うことで、テキストの中でもどこに位置しているかGoogle Books上で教えてくれます。

これら6のテクニックを使って、皆さんの検索時間を短縮できるようになったら喜ばしい限りです。

引用)The keywordより和訳

ふわふわ

逆に言えば

これはGoogleに言われなくても、検索慣れしている人であれば既に本能的に行っている部分もあろうかと思います。実際、画像検索から気付きを得てWeb検索することもありますし、サイトページを1つだけしか見ないでサービス利用することもなく、比較サイトやクチコミ、ユーザー評価を参考にしてからサービス利用するケースも多いでしょう。ですので、サイトオーナー側として、上記6つのステップに合わせて運用するのであれば以下に注力すべきです。

  • 検索ジャーニーに合わせて、細分化されたキーワードでも充分に応えられているコンテンツを作成する。
  • 合理的で科学的で客観的に納得できる背景を明確にしたコンテンツを作成する。また、評価が下がるようなサービスやコンテンツにならないようにする。
  • 様々な切り口や広義な疑問にも応えられるよう、ユーザーの疑問を想定し、ひとつひとつ丁寧な解説をする。
  • 事象に対する様々な解釈を仮説立て、それに則した回答コンテンツを設計することで多角的な受け皿情報をセットする。
  • 画像や図解、イラスト、動画等で分かりやすいものを設置する。

単純にページ単位で検索順位を追うよりも、表示クエリ数や流入クエリ数、つまりキーワードの多様性についても検証していくことで、結果的に広く深い情報設計が出来るようになるかもしれませんね。

コンテンツ作成に終わりは無さそうです。


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