• E-E-A-T:「経験」とは

E-E-A-T:「経験」とは

E-E-A-Tの話で触れた新しい「経験」という要素。この話をご紹介してから、結構様々なオウンドメディア担当の方から「経験ってどんなことを書けば良いの?」「具体的にどうしたら良いの?」というご質問を受けることが増えました。私のようにエージェントワークをしていると何となく理解していますし、「こういう内容でしょ」というのは安易に想像できるものですが、実際にオウンドメディアのSEO責任を負い、様々なポリシー制約やコンプライアンスがある中だと、確かにアイデアが発展しづらいだろうな、というのを感じます。実際、私もメディアを運用していると「他人のことは指摘できるのに、自分のだと難しいな」とインハウスとエージェントワークの性質の違いを痛感します。

というわけで、今回はE-E-A-Tにおける「経験」要素の私なりの解釈やご紹介をさせていただきつつ、オウンドメディアのSEO担当の方はなんとなく参考いただければと思います。

「経験」を求める背景を推察

最近は、ChatGPT等のサービスの登場により「Google検索の危機」とか「検索離れ」とか騒ぐ記事もありますが…悪い言い方をすれば、しょせんGoogle検索はプラットフォームに過ぎず、いわばハード機器みたいなものです。ゲーム機器もそうですが、結局どんなハード機器でもソフト次第です。Google検索にとってソフトとは、世の中のあらゆるWebサイトですよね。何かを検索した時に、1ページ目に並ぶ10サイトページ全てが独自の切り口で情報紹介されていたら…めっちゃ面白いでしょうし参考になるでしょうし、Google検索をもっと使うようになりますよね。つまり、Google検索からすれば、良質で面白いWebサイトが増えれば増えるほどメリットに繋がるわけです。
ですので、GoogleがWebサイトに求める要素も時代の流れとともにハイレベルになってきますし、抽象的概念から具体的要素で言語化して案内するようになってきているわけですね。Webサイト側はもちろんのこと、Google側も試行錯誤っていうことです。
 

そのうえで、検索上位に類似したりパクリ合ったりしているようなサイトページの内容が並んでいたら….そんな検索を利用しなくなっちゃうわけで…。独自の解釈——もっと言えば、独自の解釈は独自の経験から生まれますので、「経験」を踏まえて書いてくれ、というのがGoogleの言いたいことだと思います。つい10年くらいまでは「なんていうのかなぁ…オリジナルの内容で…ならではのさぁ…」みたいな言い方をしていたGoogleですが、ようやくこういう言い方まで言語化できるようになったんです。

これが「経験」という言い方をした背景を“私なりに幼稚化した推察”です。

具体的に「経験」とはどういうものか

まず、Googleが推奨しているのは「経験」だからといって、コンテンツに「経験」という単語を入れるとか、「独自で使用した感じ」という単語を入れるとか、そういう話ではありません。実際に自分でも散々経験したり、類似サービスに精通していることを理解してもらえれば良いわけです。例えば、ある商品サービスを紹介するのに、公式サイトに掲載されている商品サービスの写真を使うのではなく、実際に自分で使用している写真や撮影し直した素材を使えば…それだけでも「経験」が表れていますよね?
 

「会社を辞めたい」と検索した人に対して、「会社を辞めたいと思う人の大半は人間関係です。他にも一般的には給与面や業務時間面があり…」みたいなことを平々凡々と記載されていても何にも心には響かないですよね。それよりも「会社を辞めたいと思っている人の中でも人間関係に悩んでいる人へ。私は上司と〇〇の関係でうまくいきませんでしたが、そういう時に〇〇さんに間に入ってもらい、上司と〇〇のような接し方をした途端、1.5ヶ月で関係性が良好になりました。その間も転職活動をしていましたが…」みたいな内容で説明してもらったほうが読者として受け入れやすいですよね。さらにそのコンテンツに続くように「結果、人間関係で会社を辞めたいと思った人に、辞める前に試してもらいたいこと3選」という内容が入っていたら…どうですか?
 

同じように何かの商品サービスを紹介する時だって、「同様の商品サービスを100個使った結果、統計上こういった商品は〇〇の部分が壊れやすいが、この商品は〇〇」という背景が垣間見える書き方が良いです。例えばグラフや表などを使って評価してみて、それまでの使用商品の中で相対的に商品紹介してみたり、独自視点の注意点を促すのも「経験」を活かしたコンテンツかと思います。他にも「使用状況から判断するに、こういう状況下においては、こういうニーズがある人にとって便利です」という推奨も「経験」を活かしていると思えますし…まぁ、たくさんありますよね。

思い込みに注意

このように「経験」はまさに独自のものとして資産になるものですが、正しい使用方法ではない推奨を行ったり、自分にしか通用しないような使用結果を一般化した表現で伝えたり等、妙な思い込みでコンテンツ化しても評価されにくいので注意しましょう。「それは本当に他の不特定多数の人にも同じ結果が起こりそうか」と振り返り、自信が無ければ状況下を詳細説明すると良いです。状況下の詳細説明が個人的であればあるほど一般化できないので、あまり評価されないはずです。

誰かを説得する時に、自分の説得力を裏付ける要素を表現するように心がける

よく、誰かを説得したり、誰かに相談にされたりする時に、こういう言い方したりしませんか?——「私は、同じ経験を100回してきたけど、そんな私が〇〇」「私はもう〇年もやってきて、〇〇を今までに5回したことがあるんだけど」「私、〇〇するのに〇〇までしてきたことがあったくらい〇〇なんだけど」とか。これって、要は「それくらい精通しているよ」ていうのを端的に枕詞として利用していますよね。コンテンツにも同じことが言えるわけで、それを直接的に口語的に伝えるのではなく100回の経験を表組み化したり、グラフ化したり、行ってきた〇年の歴史を年表的に表現したり、いかに過去の「経験」を資産として表現できるかがカギってことですね。
 

今回こんな感じで「経験」内容を私なりにご説明させていただきましたが、サイト運用者にとっては「経験」をどういう形で嫌味なくアピールできるかのチャンスですので、是非楽しみながらコンテンツ化してみてください。


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