構造化データのマークアップに関して、今年の1月にGoogleはdata-vocablary.orgによる仕様を廃止すると発表していました。その後、当初廃止を予定していた2020年4月6日の段階で、新型コロナ禍のためGoogleは廃止の延期をしており、2020年6月に判断すると伝えていましたが、このタイミングになってしまいました。そして2021年の1月末日をもってdata-vocablary.orgによるマークアップを廃止すると発表に至ったわけです。
Googleの発表内容
Googleからの公式ツイートは以下です。
Please take note – from January 31, 2021 http://data-vocabulary.org markup will stop being eligible for Google search result features and enhancements. Read more at https://webmasters.googleblog.com/2020/01/data-vocabulary.html
— Google Webmasters(@googlewmc) 2020年10月31日
引用)@googlewmcより和訳
Twitterでは「2021年1月31日から」と記載されていますが、Google検索のデベロッパーガイドには「2021年1月29日から」と記載されていますね。
Schema.orgによる構造化データ一本化に伴い、data-vocabulary.orgのサポートを終了します。ちなみにSchema.orgを使用していれば、引き続きJSON-LDやRDFa、microdataを使っての記述が可能です。
特筆すべきことは無いけど
運用をまともにおこなっている企業サイトであれば、随分前からSchema.orgで構造化データはマークアップしているはずですし、今さら対応する内容でもないかと思います。今年の1月から発表していましたし、今さら慌てる人もいないと思います。
それにしても構造化データのマークアップはかなり浸透していますよね。最近頻繁に起こっているGoogleのインデックス不具合等を考えても構造化データのマークアップは助けになりますし、リッチリザルトだけでなくGoogleのサイト構造理解への貢献も加速化しているように体感しています。
もう構造化データのマークアップは出来るやつを片っ端からやっておくと良いと思います(もちろん不正無しで)。何かと便利です。