Googleは米国現地時間の3月12日に、コアアルゴリズムがアップデートしたことを公式Twitterで発表しました。既に先週(日本時間3月5日~9日?)にアップデート済みとのことです。
なんて発表したの?
Googleの検索アルゴリズムの根本を形成するコアアルゴリズムというのがあります。ハミングバードやペンギン、パンダが良い例だと思います。Googleはこの根幹となるコアアルゴリズムをアップデートしたと発表したわけです。ですので、もちろん世界的に影響するアップデートです。
Each day, Google usually releases one or more changes designed to improve our results. Some are focused around specific improvements. Some are broad changes. Last week, we released a broad core algorithm update. We do these routinely several times per year….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2018年3月12日
引用)@searchliaisonより意訳
As with any update, some sites may note drops or gains. There’s nothing wrong with pages that may now perform less well. Instead, it’s that changes to our systems are benefiting pages that were previously under-rewarded….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2018年3月12日
引用)@searchliaisonより意訳
There’s no “fix” for pages that may perform less well other than to remain focused on building great content. Over time, it may be that your content may rise relative to other pages.
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2018年3月12日
引用)@searchliaisonより意訳
順位が下落した際の注意事項と個人見解
常々私が思うのは、よく順位下落したサイト運用者が「なんでうちのサイトが下落したの?」「どこか良くないところがあるからだと思うけど、どこが悪いの?」と短絡的に考える人がいる傾向はどうにかならないかなぁ、と…。禅問答みたいな話になってしまいますが、私は以下2点を踏まえた上で順位変動要因を多角検証すると良いと思います。
- 自分のサイトが悪いのではなく、他のサイトが良いという解釈
- 負けないようにしているのは勝とうとしていないのと同じ
企業に対して、実際にSEOのご進言をしていると、「こうするともっと良くなりますよ」と言うものより「このままではマズいですよ」と言ったもののほうが、サイト運用者がすぐ対応してくれる傾向にあります。これは国民性の問題なのか分かりませんが、「悪くないようにしておきたい」という意思は常にあっても「他より先んじて良くしていきたい」というアグレッシブさが無いと言いますか…本当にただただ負けないようにしている傾向が強いです。
恐らくコンテンツ(テキストやデザイン、UI等)に時間とお金をかけてブラッシュアップするのであれば、必要性を謳わなければならず、それが上席への稟議として通りづらいという企業体質もあるとは思いますが。逆に個人運用しているサイトの方が、その辺の理解と行動は早いですよね。
ですので、もしかしたらこれからのSEOに関して、10年前くらいから言われていた「企業がお金をかけて行うSEOの方が絶対的に強い」という通説から「個人が時間をかけて行うSEOの方が絶対に強い」という通説に変わっていくのかもしれません(笑)。