• GSCからビッグデータの受け取りが可能に

GSCからビッグデータの受け取りが可能に

Googleは2月21日、Search Consoleにおけるビッグデータ(例:[検索パフォーマンス]で得られるクエリやページ)を一括エクスポートできるようになったと発表しました。すでに日本語版も公開されていますので、併せてご確認ください。

本日は一括データエクスポート機能を発表します!Search ConsoleからGoogle BigQueryに継続的にデータをエクスポートできる新機能です。

引用)@googlesearchcより和訳

どういう内容?

簡単に申し上げますと、Google Search ConsoleのアカウントとGoogle Analyticsのアカウントを紐づけて連携するように、Google Search ConsoleのアカウントとGoogle BigQueryを紐づけることで、検索アナリティクスのデータが全て見られるようになります。従来のGoogle Search Consoleでは、クエリやページもそれぞれ1,000までしか閲覧できないようになっており、たとえそれをGoogleスプレッドシートやエクセルにエクスポートしてダウンロードしたとしても1,000までしか閲覧できません。しかし、今回Google BigQueryと紐づければ上限無く閲覧ができるようになるということです。Search ConsoleとBigQueryのアカウントの紐づけは、「新しい一括データのエクスポートを開始する」のドキュメントにて、そのやり方が載っていますのでご確認ください。

ただし、厄介なのが、BigQueryを使うのにGoogle Cloudに登録する必要があり、そのGoogle CloudコンソールからBigQueryを有効にしなければなりません。Google Cloudを利用するのは従量課金制の有料です。最初の300$分は無料ですが、それ以上の利用は有料になります。そして、Google Cloudの利用にはクレジットカードの登録が必要です。実際のボリュームによって、どのくらいで有料化するか分かりませんが、無料で使用し続けることは難しいでしょう。

Search Consoleでエクスポート機能を設定することで、BigQueryプロジェクトに毎日データダンプをエクスポートできます。エクスポートされるデータには、すべてのパフォーマンスデータが含まれます(ただし、プライバシー上の理由から匿名化されたクエリのデータは除きます)。つまり、一括データエクスポートには、一日のデータ件数制限は適用されないということです。そのため、他のデータソースと結合して、高度な分析技術や視覚化技術を適用することで、データを最大限活用できます。

引用)検索セントラルブログ

 

ちなみに、BigQueryについて知りたい人は「BigQueryとは – Google Cloud」をご覧ください。かなりテクニカルな内容ですので、この先に関しては私は同僚のエンジニアに任せています(笑)。

オススメできる?

私のほうでは既に違うアプローチで検索流入クエリやページを確認していますので、有料にしてまで敢えてこの機能を使おうとは思いませんが、企業サイトのご担当者様は法人決済で対応できるのであればオススメします。特に案件系(人材、不動産、EC等)のように毎度新しい検索クエリやページを確認したり、研究したりするご担当者様には強い味方になるかと思います。他にも大規模サイトの運用やゴリゴリにSEO追求している担当者にはビッグデータ解析によるクエリ市場やページ管理のケアもしやすくなるはずです。
逆に個人運用またはある程度のクエリ数の目途が立っているサイトにおいては、1,000以上のクエリやページを一度に検証するかどうかで判断したほうが良いでしょう。

まぁ、ケースバイケースですので気になる方は都度ご相談ください。

番外メモ

今回のこの記事をもちまして、私のこのふわふわビジネスブログが公開から1,000記事を達成しました。2014年11月から毎月10記事公開をマイルールに運用してきました。もうなんだかんだで9年目です。そして私のSEO歴も14年目に突入しています。ここまで続けてこられたのも温かい読者の皆様やお付き合いいただいているお取引先ご担当者様各位のおかげでございます。

これからも仕事の合間を縫って頑張って更新していきますので、引き続きどうぞ宜しくお願いします。

カテゴリー

新着記事

人気記事

過去記事