Googleは、米国現地時間10月5日、コアアップデートをリリースしたと発表しました。2023年としては3月、8月に続き3回目で、9月のヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)、前日である10月4日のスパムアップデートから立て続けにアップデートが起こっていますね。何かの不具合調整かと思いましたが、コアアップデートに関しては2ヶ月ぶりなので、通常のアップデートかもしれません。
Today we released the October 2023 core update. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/pooeFs6tEC
— Google Search Central (@googlesearchc) October 5, 2023
引用)@googlesearchcより和訳
同時に起こっている不具合?
コアアップデートは2週間前後かかりますので、しばらくはまた戦々恐々としそうですね。また、コアアップデートをリリース後にGoogleからこんなポストがありました。
There's an ongoing issue that's delaying the indexing of newly published content. We're working on identifying the root cause. You can monitor progress here on the Google Search Status Dashboard: https://t.co/PWq6liOdCC
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 5, 2023
引用)@searchliaisonより和訳
コアアップデートによる不具合なのか、それともこの不具合を直すためにコアアップデートが入ったのか…と推察しましたが、Googleはこれを否定しています。そしてその後すぐに解決しました。
To be clear, these would be unrelated. But yes, we're looking into some indexing issues.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 5, 2023
引用)@searchliaisonより和訳
On October 5, 2023 we encountered an issue that slowed down indexing of some content from 10:30am to 4:20pm PDT. We believe this issue is now resolved. https://t.co/G13rcWoL2s https://t.co/HdmP8kWIS8
— Google Search Central (@googlesearchc) October 6, 2023
引用)@googlesearchcより和訳
ちなみに、先日のヘルプフルコンテンツアップデートとの違いは…と言われても「検索エンジンクローラー向けに表面的なコンテンツ評価を下げ、真に有益なコンテンツを評価するのがヘルプフルコンテンツアップデート」「検索者のニーズや提供コンテンツの流行性、多様性、専門性等を加味して評価品質を上げる試みがコアアップデート」としか概念として回答しようがありません。一方で「AI生成コンテンツに関しては、今回のヘルプフルコンテンツアップデートで大幅に駆逐された」等の見解もあるようです。
Googleとしては「スパムやってて順位変動したらそれはスパムアップデートによるものだから、公式ドキュメントで当てはまるか確認して。クローラー向けのコンテンツを生成してて順位変動したらそれはヘルプフルコンテンツアップデートによるものだから、公式ドキュメントで当てはまるか確認して」と、至極真っ当なコメントをしています(笑)。そりゃそうですね。
生成AIの使い方に注意
最近、プロンプトデザインに注力しコンテンツ生成しているサイトをよく見ます。もちろん、新規コンテンツを作成する上で、生成AIは役に立つでしょう。しかし、それをそのまま使うかどうかはコンテンツプランナー次第です。そしてそのまま使うコンテンツプランナーはもはやプランナーではなくスクレイパー——コンテンツスクレイパーですよね。そんなコンテンツスクレイパーを駆逐するのがヘルプフルコンテンツアップデートなわけです。
やはり重要なのは誰が作るか、そしてその“誰”というのを証拠としてどう表現できているか、ですね。うーん、E-E-A-Tの考え方がついて回ります。