サイトのコンテンツを増やす案

B2CでもB2Cでも、企業サイトがSEO上のメリットも加味してコンテンツを増築することは考えると思います。そこで、販売促進も考えるのであれば、そのタイミングで考えられるコンテンツ案を1例としてふわふわご紹介してみたいと思います。

山々

SEO上考えられるコンテンツ例

まず、誰しも考える一般的なコンテンツ増築例をご紹介したいと思います。細かい施策を挙げるとキリがないので、パッと思いつく例をご紹介します。

ノウハウ例

「○○とは」や「●●のしかた」に代表されるような説明的コンテンツです。一般的な情報としてサービスに付随するコンテンツを生成することで、SEO上の施策キーワードのテーマ性も担保するやり方です。これに関しては限りなくアプローチ方法がございますので、さらっと流しますが、サービスを受ける一般的な手順や注意点等もしっかりと紹介しているサイトもあったりしますよね。

よくある質問

これに関しては、Q&Aサイト等を分析してみると良いです。業界にどっぷり浸かってしまうと当然のような情報でも、一般の人からすれば意外と知らないことは多かったりします。「意外な流入クエリ」でもご紹介していますが、ユーザーが思う質問や疑問は多岐に渡りますので、そういった思いつくものをどんどんコンテンツとして作成していくとSEO上にも有利に働きます。ただし、まだまだアコーディオン形式でコーディングしているケースもあったり、1ページで全部案内してしまっていたりするケースも多いようです。アコーディオン形式ではGoogleのクローラーは読み込みませんし、1ページで全部案内する程度の情報ではユーザー的にもSEO上でも大して有益にはなりません。とにかくフラットな視野で追求してコンテンツ生成していく必要があります。

用語集

しっかりと作り込まれていて、図解等までしている用語集はリンクを貼ってもらえたり、Googleのアンサーボックスにも採用されたりもします。勿論SEO上のテーマ性も担保できますし、サイト内で専門用語を使用している際でも都度用語集にリンク設置することで、ユーザーにとっても理解しやすい内容になると思われます。
但し、こちらも「よくある質問」と同様に、1ページで全部案内してしまっていたり、アコーディオン形式だったり、タブ形式だったり…せっかくページ毎に切り出していても数行程度の文字数で低品質な扱いの内容になっていたりするケースも目にしますので、SEO上はお気を付けください。

サービスを取り巻く環境をコンテンツ化する

さて、次に私がオススメするコンテンツ設計案をご紹介したいと思います。

様々な企業サイトを見ていると「○○でNo.1!」とか「なんと△△サービスです」とか「□□でお得」とか…企業サービスのメリットを明確に打ち出しているサイトページをよく発見します。おそらくリスティング等の受け皿ページから検証した結果、明確にメリットを打ち出すことが効果的だと判断したためだと思われます。もちろん、簡潔且つ分かりやすくて良いと思います。

しかし、インターネットメディアがテレビや雑誌、新聞、チラシ等と大きく違うのは“無限に情報を設計できること”です。通常のメディアは時間やスペースが有限のため、しっかり詳細を伝えきれないこともありますが、インターネットに関してはユーザーの時間が許す限り、情報をどこまでも際限なく発信できるのです。逆に言えば、ユーザーはサービスの詳細をインターネットで確認する傾向が強いわけです。にもかかわらず、メリットだけをチラシ的に案内するだけで良いのでしょうか?

LPの考え方」でも触れましたが、私はサービスのメリットを打ち出すだけでなく、そのサービスを取り巻く環境もしっかり案内した方がユーザーに伝わりやすいのではないかと考えるわけです。

サービスの因果関係をそのまま紹介する

サービスのメリットを打ち出すということは、それをメリットと感じるユーザーがいるわけです。であれば、メリットと感じるユーザーには、そもそもどういう動機や悩み、課題があるのかをそのまま紹介すれば良くないですか?それがいわゆる共感要素に繋がるわけです。そして、なぜそのサービスを行っているのか、サービス提供側目線でも詳しくサービス背景を紹介すればユーザーの信頼にも繋がります。さらにそのサービスを受けた結果の体験者の声を感動的に紹介すれば…結果的に間違いなくユーザーの行動意欲は高まると考えられます。
 
サービスの環境
 
このようにサービスメリットをハブ軸に、因果関係を取り巻く環境としてページ構成していけば、ユーザーへの販売促進にもつながるだけでなく、結果的にSEO上のテーマ性も担保しやすくなると考えられます。これも立派なコンテンツ増築案ではないでしょうか。前述のノウハウやよくある質問、用語集等は最初に思いつきますが、このようなサービスの背景を深掘りするコンテンツは意外と少なかったりします。もちろん、シーン別やニーズ別にサービスを紹介するパターンもありますが、あくまでも共感要素の一部のような気もします。

また、こういったことを考えた上で、それでも上記の図が機能しない場合や成立しない場合は、そもそもとなるサービス事業自体を見直す必要があるかもしれません。絶対的にユーザーへのメリットを感じてもらえるのであれば、その優位なサービスを深掘りして説明すべきですし、たとえデフレ業界でも価値を見出し続けられるはずです。

良いものを良く!

良いサービスであればあるほど、分かりやすく切々と説明できるはずですし、企業サイト内であればユーザー次第でいくらでも情報を伝達できるはずです。良いサービスであればあるほど、良い伝え方をすることで、徹底的にユーザーに理解してもらうようにしてみてはいかがでしょうか。

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