5月7日、英語圏のみの対応ですが、ついにTwitterが投げ銭機能である「Tip Jar」を導入したと発表しました。先日発表のチケット制スペースに続き、いよいよユーザーのマネタイズに本格支援参入する形ですね。
Tip Jarとは
この度、Twitterが発表したのはTip Jar機能。直訳すると「チップ壺」です。Twitterアカウントに対する投げ銭機能となります。投げ銭機能と言えば、有名なのはYouTubeのスーパーチャットやニコ生のギフト、Instagramライブルームのバッジ等が有名どころですが、いよいよTwitterも行うようです。現段階では英語圏でのiOSアプリとAndroidアプリが対象とのことです。
仕組みは簡単。Tip Jarを受け付けているアカウントのプロフ画面に専用アイコンが出来るので、そこをタップして対象アカウントの決済処理可能方法を選択し、送金する形です。
引用)Twitterブログ
今の段階で、Tip Jarを設定できるアカウントは、Twitter社側で選定されたクリエーター、ジャーナリスト、専門家、非営利団体等が対象のようですが、こちらもチケット制のスペースと同様に、対象者や対象言語を拡大してく予定とのことです。
また、Androidアプリに関してはスペース内でもTip Jarは使えるようです。チケット制のスペースが一部Twitter社の手数料が差し引かれるものに対して、Tip JarはTwitter社の手数料は取らないとのことでした。
引用)ITmedia NEWS
引用)CNET Japan
優良なフォロワー数を増やしておけばどこでもマネタイズ!?
「チケット制のスペースをホストするのは魅力的だけどリアルタイムでしゃべるのは苦手」という人、多いかもしれません。そもそも顔出し声出しでマネタイズできるならYouTubeやInstagramでも良いわけで、それは行っているはずですから。それよりも優秀なツイートをする人にとってはとても有益な仕組みが出来るかもしれません。
例えば、フォロワー数の多いアカウントを使ってティザー(断片的な情報のみを公開)的にツイートとフォロワーを加算していきます。そうすることで権威的になったアカウントを使って非公開ツイートのサブアカウントを作り、優良フォロワーだけを集めてツイート(したりスペースしたり)することで、投げ銭を獲得していくというビジネススキームを構築できるわけですね。
まぁ、投げ銭自体は、フォロワーによる善意や積極性に依存するサービスですので計画性のあるマネタイズはできませんが…。でもこういったサイドビジネスを確立していければ、働き方に場所も時間も関係なくなってきます。
いやはや、いよいよ人がコンテンツ化する時代ですね。そしてノマドやワーケーション時代の本格到来ですね。今のうちにじゃんじゃん優良なフォロワーを増やしていくと良いでしょう。以下の猫森うむ子さんのツイートを参考にレッツトライ!です。
自分にあったTwitter戦略
発信タイプやフェーズごとの運用のコツ。— 猫森うむ子 フリーランス15年×図解ブログ(@umuco_digital) 2021年2月13日
それにしても、こうしてIT技術の発展に伴うニューノーマルや新スキームが進めば進むほど、発信者やマネタイズの人間性が問われるって…面白い時代ですよね。ともすると、なんとなく人間味やコミュニケーションを感じないイメージのIT技術ですが、結局それを使うのは人間でありコミュニケーション対象は人間ですので、益々コミュニケーション力が問われるという…。この不思議なパラドクスの最中を生きている私たちは、とても貴重な体験をしていると思います。