Instagramでは6月5日に、投稿フィードの写真をタップしてそのまま商品の買い物ができるショッピング機能を日本でも導入開始したと発表しました。
どんな機能
ご想像の通りですが、既に昨年の3月に米国で導入しており、投稿内の商品写真をタップして購入しようとすれば、そのまま外部サイトに飛んで商品購入できるという仕組みです。
@zozotown_officialを例に視覚的にご紹介しますと、以下の手順で購入できます。
これはもう、良いと思えばそのまま購入しますよね。もう完璧なユーザー導線設計です(笑)。世界的にはもちろんのこと、日本でもビジネスアカウントをフォローしているユーザーは多いため、ECサイト運用者にはビジネス機会の大幅な拡大が見込めると思います。
Googleも画像検索には力を入れてきましたが、Instagramのこの攻勢は…かなりの画像閲覧市場を確保しそうです。
ECサイトには強力な導線
株式会社マージェリックの調査によれば、Instagramを閲覧し、投稿掲載商品に対して何かしらのアクションを起こしたユーザーは7割にも及ぶそうで、Instagramはユーザー動態上のAttention(気付き)とInterest(興味)を充分に担うプラットホームになっていることが分かります。
Instagramで有名人が利用している商品や、気になったもの等を購入したくなり、その後Amazonで検索する等のユーザー動態が生じていることは分かっていました。今回はそれをInstagram内にて購入直前まで一気通貫で完結させるという強力な導線ができあがったというわけです。
今の日本では、テストで上記6ブランドが実施していますが、ビジネスアカウントがショッピング機能の導入条件を満たせば、審査の結果次第で実施できます。
ECサイト運用者の方でInstagramのビジネスアカウントをお持ちの場合、やらない手はないでしょう。