Twitterは現地時間7月10日、投稿への悪質なリプライによって投稿者のストリームが埋もれないように、表示を制限(Twitterではミュートと呼ぶ)させる機能を実装しました。
背景と機能
有名人やフォロワーの多いアカウントでは、一言呟こうものなら、すぐにリプライの嵐が来て、リプライだけで自身の表示を埋め尽くされてしまいます。人気者の宿命ですね、私は経験がありませんが(笑)…。
もちろん、真っ当なリプライもあるとは思いますが、そういったものの中には荒らしや嫌がらせ(海外ではトロール、日本ではクソリプと呼んだりしますが)が多くあるのも事実。そこで、Twitterでは、フォローの有無に関わらず、一定のアカウントからのリプライを非表示(ミュート)にすることが出来るようにしました。
Now you have even more control over your notifications. Mute accounts that don't follow you, new accounts, and more. https://t.co/UapP6DtTtY pic.twitter.com/RcBQGx219k
— Twitter Safety (@TwitterSafety) 2017年7月10日
Twitterでは、今年の3月くらいから特定のアカウントを非表示にすることは出来ましたが、今回の機能では、一定のルールに基づいてアカウントを事前にフィルタリングして非表示にすることが出来るようになりました。
現在、アカウントを事前にフィルタリングできるための特定タイプは以下のパターンです。
- 新しいアカウント(フォローしていない場合)
- フォローされていないアカウント(フォローしていない場合)
- フォローしていないアカウント
- プロフィール画像が設定されていないアカウント(フォローしていない場合)
- メールアドレスが未認証のアカウント(フォローしていない場合)
- 電話番号が未認証のアカウント(フォローしていない場合)
実際には、↓こういった[通知]画面内の[設定]からフィルタリングしたいアカウントをチェックしていきます。
Twitterの特性上…
TwitterというSNSの特徴として、「炎上させてナンボ」という側面もあります。リアルタイムにC2Cで情報を得たりする使い方も出来ますが、不特定多数とコミュニケーションを楽しもうとするとどうしても衝突してしまうのも事実です。ですので以下のように、Twitterとしては“悪を無くす<被害を減らす”というポリシーで機能改善を進めていくのかもしれません。
マネタイズは難しくても、ユーザーのアクティブ率とその利便性は変わらず好調なTwitter。今後、GoogleやFacebookと同様にC2Cメディアとしてのモラルも問われていくと思われます。