Facebookジャパンが広告主向けのイベントでInstagramの日本国内月間アクティブユーザーが2,000万人を超えたと発表したようです。つい先日、全世界の月間アクティブ利用者が8億人を超えたと発表されましたが、日本はその40分の1の市場なんですね。
Instagram利用動態
発表内容のフォロー参考記事を読むと色々なことが分かりますので、ここでは一部をまとめてご紹介します。
引用元サイトページ
利用者とシーン
Instagram利用者の男女比率は、男性39%に対して女性61%だそうです。イメージより比較的男性が多い結果となっています。利用シーンとしては、自宅が59%、移動中が31%、仕事の間が18%で、他にもテレビを観ながらが13%、待ち合わせ中が13%となっているようです。
やはり早朝(朝起きてから)での利用はあるものの、午後のランチや休憩時間、夕飯から寝る直前までが多いようで、これはそのままモバイル利用時間に比例している印象も受けます。
よく見るコンテンツ
Instagramで何を見ているのか、ということで以下のランキングも紹介されていたようです。
# 2:友人の投稿(2015年比+7%)
# 3:ファッション(2015年比+8%)
# 4:写真(2015年比-13%)
# 5:料理(2015年比+53%)
# 6:旅行(2015年比+70%)
# 7:動物・ペット(2015年比+67%)
# 8:音楽(2015年比+27%)
# 9:ショッピング(2015年比+33%)
#10:雑貨(2015年比+20%)
#11:食品・お菓子・飲料(2015年比+33%)
#12:スポーツ(2015年比+67%)
#13:アート・デザイン(2015年比-9%)
#14:インテリア(2015年比+25%)
#15:映画・エンタメ(2015年比+25%)
引用)Web担当者Forum
実際に「猫」「ランチ」「ハンドメイド」等のハッシュタグが多いようです。
また、昨年新しく導入されたInstagram Storiesという1日だけ投稿表示される機能も利用状況は好調とのことでした。
Instagramは検索に至る“気付き”メディア?
最近はInstagramで旅行先を決めたり、欲しい商品を決めることも多く、エンドユーザーにとっては気付きをくれるメディアとなりつつあります。つまり、Instagramで検索して辿った写真を見て欲求が始まり、その後、検索エンジンやECサイトで再検索するケースも増えてきているはずです。
但し、Instagramで受ける情報は、その利用動態からも必要市場(治す&直す等のマイナスをゼロにする動態)ではなく、欲求市場(したい&欲しい等のプラスにする動態)になると考えられますので、法人としてInstagramに参入する場合は、自社サービスの特性をよく吟味してからの方が良いでしょう。
とにもかくにも、日本においてInstagramは、企業サービスのリーチ先メディアとしても無視できない存在を確立しましたね。