米国現地時間12月10日、米Googleでは、11月にアップデートしたGoogle+において、5,250万人もの個人情報に影響を及ぼす状態にあったAPIがあったとし、Google+のサービス終了を来年(2019年)4月に繰り上げる(当初は2019年8月終了予定だった)と発表しました。
またまたインシデント?
Google+が個人へのサービスを終了すると発表したのは今年の10月。しかもその際、やはりGoogle+のPeople APIのコード変更による副作用によって2018年3月にバグが発見され、当時約50万人の個人情報が流出される状態にあったことが分かりました。その後すぐに修正したとのことでしたが、Googleの公表が遅れたことについて、世論では不信感が募っていました。
そして今回11月のアップデート時に、同じAPIで、今度は5,250万人の個人情報が流出される状態にあったというわけです。これはさすがにマズいですよね。そして、Googleは当初2019年8月の個人(一般ユーザー)向けサービスの終了を予定していましたが、これが2019年4月に早まる結果となりました。
今のところ、このバグによって何かしらの第3社からの攻撃を受けた形跡は無い、とのことですが…どうでしょう。
私たちは一般ユーザー向けGoogle+サービスも前倒しで終了することにしました。2019年8月から2019年4月に早めました。そして、今後数ヶ月間で、一般ユーザーのGoogle+の移行期間を充分に設け、滞りなく安全にデータを移管できるよう、随時情報を発信・説明していきます。
引用)blog.googleより意訳
Google+完全にダメかな…
私も2011年の開始当初よりGoogle+を利用してきましたし、それなりに愛着もございました。今では使っていませんが、個人アカウントというよりもブランドページを作成し、沢山の方々と交流してきました。登場当時から利用してきたユーザーは今でも利用し続けているようで、「Google+終了反対!」なる運動や署名活動を行っている人もいます。
しかしGoogle+の個人情報の杜撰さは増す一方ですので、やはり世界的に存続は難しいでしょう。残念でなりませんし、Google+の投稿内容がそのままどこかに綺麗に移管されるとも思えません…。本当に残念ですが、引き続きGoogleからの発表を待ちましょう。