Googleが米国現地時間6月14日に、Search Labsを使った便利な検索の啓蒙とGoogleレンズを使った便利な検索の啓蒙をThe Keywordにて発表していましたので、和訳してご紹介します。
いずれも、AIを使った精度の高い検索方法を案内してくれています。特段、新しい情報ではありませんが「あぁ、こういう使いかたをすれば便利なのね」みたいな感じでご理解くださいませ。今回は後半として、Googleレンズを使った便利な検索方法や安心のデータベースについての記事をご紹介します。
Googleレンズの使いかたの啓蒙
Googleレンズを使えるシチュエーションをもとに、8つのパターンでGoogleレンズの使い勝手の良さを教えてくれています。人によっては「あぁ、そんな使い方もあるのかぁ」と思えるのがあると思いますので、是非ご覧ください。
Googleレンズがあなたの生活をより快適にする8つの方法
Googleレンズを使えば、目に見えるものを簡単に検索し、皮膚の状態を検索する新しい機能を含む、身の回りの世界を探索することができます。
目に見えるものなら、検索できる。これが、Googleアプリ(AndroidおよびiOS)で利用できるビジュアル検索ツール、Googleレンズのシンプルな考え方です。Googleレンズを使えば、カメラで撮った写真やスクリーンショットを検索したり、ブラウズ中に表示された画像を長押ししたりすることで、様々なビジュアル検索結果を得ることができます。
「百聞は一見に如かず」ということわざがありますが、多くの人がそれに同調しているかのように、Googleレンズでは毎月120億件以上のビジュアル検索が行われています。
まだGoogleレンズを使っていませんか? では、使うきっかけとして、Googleレンズがあなたの生活を少し楽にする方法をご紹介しましょう。
1. 生活の中で目にするものについて学ぶ
見覚えのない素敵な建物やランドマークを見かけたら、Googleレンズはあなたが今何を見ているのかを教えてくれ、さらに詳しく知るためのリンクを提供してくれます。日頃目にする自宅の裏庭でも、よくわからない植物や生き物を発見することはよくあるでしょう。Googleレンズは、見たものを検索しその美しい植物が室内でも栽培できるかなど、色々なことについて学ぶのに役立ちます。
2. 皮膚の状態を検索する
皮膚にある奇妙なほくろや発疹を言葉で表現するのは難しいです。幸いなことに、Googleレンズは、あなたの皮膚に見られるものと視覚的に似ている皮膚の状態を検索する、新しい機能を備えています。写真を撮るか、Googleレンズを通して写真をアップロードするだけで、視覚的に一致する検索結果を見つけることができます。この機能は、唇のぶつぶつや爪の線、頭皮の脱毛など、身体の中でどう表現したらいいか分からない症状や場面にも使えます。この機能は現在、米国のみで利用可能です。
3. 道路標識やメニューなどを100以上の言語に翻訳
夏休みに旅行をお考えなら、Googleレンズが言葉の壁を乗り越えるお手伝いをします。Googleレンズの翻訳フィルターを使えば、写真をアップロードしたり、撮影したり、あるいはメニューや道路標識など翻訳したいテキストにカメラを向けるだけでOKです。Googleレンズが自動的に書かれた言語を検出し、あなたの携帯電話の画面上に直接、翻訳した結果を表示します。
4. 宿題をステップバイステップで解決
数学、歴史、科学の宿題の問題に行き詰まったら、「homework help(宿題ヘルプ)」フィルターをタップして写真を撮ると、Googleレンズが問題の解き方を教えてくれます。また宿題ヘルプ機能は、複数の言語で問題に取り組むこともでき、検索結果に希望の言語を設定することも可能です。
5. 目に留まった商品を購入する
もしあなたがスマホでWebサイトを閲覧していて、ぜひ欲しいと思う商品、例えばおしゃれなウォーキングシューズや洗練された機能的なリュックを見つけたら、Googleレンズを使って自分の好みの商品を見つけて購入することができます。スクリーンショットを撮ってGoogleレンズで選択するだけで、購入可能なショップのリストとリンクが表示されます。外出先で買いたいものが見つかった場合も同じように、Googleレンズを使って写真を撮ると、オンラインショップで購入できる商品の選択肢が表示されます。
6. 人目を引く商品の別バージョンも探せる
先ほどのおしゃれなウォーキングシューズ、青色だったらもっと素敵に見えるかもしれません。そんな時、Googleレンズのマルチサーチなら、単語と画像の両方を組み合わせて、探しているものを正確に見つけることができます。この場合、Googleレンズで靴の写真を撮り、上にスワイプして検索ワード(“青色”など)を追加します。するとGoogleレンズは、あなたが選んだ色で、写真と似たような靴を表示してくれます。これは色だけでなく柄物にも使えます。例えば、あなたが面白い柄のシャツを見て、カーテンにその柄を使いたいと思ったとします。その場合、Googleレンズでシャツの写真を撮って、上にスワイプして「カーテン」と入力すると、気に入ったシャツの柄のカーテンが表示されるでしょう。
7. 近くのおいしい食べ物を見つける
マルチサーチは、地元のレストランの料理のように、近くのものを見つけるのにも使えます。例えば、食べてみたい料理の画像を偶然見つけたとしましょう。Googleレンズでその画像を表示させ、検索ワードに“near me”を追加するだけで、あなたが探しているものを提供している近くのレストランをGoogleレンズが表示してくれます。
8. Googleレンズ+Bardでクリエイティビティを発揮しよう
Google I/Oでお伝えしたように、Googleレンズの機能は、ジェネレーティブAIとのコラボレーションを可能にする我々の実験であるBardにも間もなく導入されます。あなたが見た何かについてさらに知りたい場面でも、全く新しいアイデアをより視覚的な方法で探求したい場面でも、Bardと提携することで、その旅を始めることができます。今後数週間のうちに、Bardのプロンプトに画像を含めることができるようになり、GoogleレンズはBardが表示されたものを理解するのを助けるために舞台裏で働きます。
例えば、休暇用に探していた新しい靴の写真をBardに見せて、その靴の名前を尋ねることもできます。そこで名前が分かったら、今度はグラディエーターサンダルをどのようにコーディネイトすれば、夏らしいスタイルになるのか、Bardにアイデアを求めることもできます。そして、そのまま“Google it”ボタンを使って検索でブラウジングを続ければ、Web上の様々な業者から幅広い商品を探すことができますよ。
引用)The Keywordより和訳
まとめます。
- Googleレンズを開いて写真撮って検索する
- 皮膚のデキモノや身体に関する症状も分かりやすい(まだ米国のみ)
- 文字を写真に撮って翻訳することも可能
- 宿題や分からない数式等も多言語で解説してくれる
- ネットでサイト閲覧中でもスクショから欲しい商品が探せる
- 欲しい商品の色違いや、同じ色の別商品等の横展開検索
- Googleレンズ検索に「近くの」を入れれば扱い店舗も探せる
- Bardとのコンボで「知って、見て、勉強して、買う」一連の検索行動ができる
私個人的には、5.のサイト閲覧中に気になる商品をそのまま検索、というのが「あ、そっかぁ」という再確認に繋がりました。だってInstagramでもできるわけですから、わざわざInstagramのショップを使わずとも安く販売している別サイトも探せるようになるわけです。欲しいのがあったら、レンズで商品を理解して、Bardで詳細を知って、“Google it(それをGoogle検索)”すれば販売サイトまで明確に理解できるようになるわけです。
これが様々なアプリやブラウザを跨ぐことなくスマホで直感的にできるようになったらめちゃくちゃ楽ですね。というか、凄い時代ですね。いやぁ~、AIを活かしたGoogle検索は凄いことばかりですね、本当に。
一般ユーザーとしては楽しみな限りです。