パンダ・アップデート4.2が導入されたとSearch Engine LandにGoogleが伝えたそうです(「Google Panda 4.2 Is Here」)。前回のアップデートから10ヶ月ぶりの更新ですが、「Google tells Search Engine Land that it pushed out a Google Panda refresh this weekend.」と書いてありまして…「今週末に」「始まった」という…よく分からない解釈になってしまっています…(笑)。「今週末に始まる」という解釈よりも「先週末に始まった」と解釈する方が自然かもしれません。
ゆっくりらしい
Search Engine Landの記事によると以下のように記載されています(英文なので私なりに意訳しています)。
引用)Search Engine Landより意訳
要は、今回のパンダ・アップデートは超ゆっくり入っているので、(クエリ別順なのか業界別順なのかは分かりませんが)たとえ抵触するようなサイトがあっても、すぐに捕捉され手動対応を受けるとは限らないよ、ってことでしょう。
他にも原文の記事では今までのパンダ・アップデートの来歴と、今回のパンダ・アップデートが全体の2~3%に及ぶものだと書いてあります。
また、今までパンダに補足されていたサイトでも、今回のアップデートによって(しっかり改善されている前提で)手動対応を解除されるケースは増えそうです。
問題はないにせよ…
さすがに今更パンダに恐々とする人は少ないと思います。今まで生き残ってきた変なアフィリエイトサイトとかの残党が摘発されるイメージ程度でしょう。
しかしながら、注意すべきは”意図せず低品質、重複している”コンテンツが自分の運営サイトにあるかどうかです。今一度、以下の点を注意しておきましょう。
- サイト内にテキスト文字数が少なすぎる似たようなブログページやキャンペーンページ、プレスリリースページが大量にあるかどうか?
- URLの正規化は出来ているかどうか?
- 色や品番だけ違うだけの商品紹介ページがいくつかあるかどうか?
- エリアが違うだけのページがあるかどうか?(これはドアウェイページにもなりますね)
- セッションIDのついているURLがインデックスされていないかどうか?
- サイト内検索結果のパラメータ付URLやsort付URLが大量に存在しているかどうか?
また、自分の運営するサイト内テキストを任意に十数文字分ピックアップして、そのまま「”」で括りながら検索してみましょう。スクレイピングされているにも関わらず自分のサイトの方が重複扱いされ、不当に冤罪扱いされるケースもございます(Googleは更新やアップ日時等によって、スクレイピングされた側とした側の判断はついていると言っていますが…)。
しっかり作り込んだサイトであれば、最終的にパンダ・アップデートがそのサイトを見回ったのかどうかすら分からないかもしれませんが、一応注視しておきましょう。