Googleは米国現地時間7月11日、動画があると認識したページについて動画インデックスレポートとして、Google Search Consoleに新機能実装を始めたとSearch Central Blogで発表しました。あくまでもGoogleが検知した“動画を配信しているページが何件あるか”を表示してくれるレポートです。既に実装は始まっているようですが、数ヶ月かけてロールアウトしていくようです。
📢 To help you understand the performance of your videos on Google, and identify possible areas of improvement, Search Console is launching a new report called Video indexing. Learn more https://t.co/ch4oRFeKrt pic.twitter.com/WtqNZwCq5l
— Google Search Central (@googlesearchc) July 11, 2022
引用)@searchliaisonより和訳
動画インデックスレポート
Webサイトページに埋め込まれているYouTube動画等の動画をGoogleが検知します。つまり、動画があるWebサイトページが何件あるか、Googleが検知した結果を動画インデックスレポートとしてSearch Consoleに表示されるようになります。ですので単位は「○ページ」数となります。Search Consoleの情報がまだ英文だけですので、和訳してご紹介します。
新しいSearch Consoleの動画インデックスレポートを発表
Web上の動画生成とその閲覧は増え続けています。そこで、Google検索では何百万もの異なるサイトからの動画をインデックスすることで、ユーザーが簡単にこれらの動画コンテンツを発見し、視聴することができるように努めています。Googleでの動画のパフォーマンスを理解し、改善の余地がある領域を特定するために、Search Consoleでは動画インデックスと呼ぶ新しいレポートを発表します。この変更は今後数ヶ月かけて徐々に展開していくため、お使いのアカウントで今すぐには変更が見られないかもしれません。
動画インデックスレポート
Googleがサイト上で動画を検出した場合、Search Console左側のナビゲーションバーの[カバレッジ]セクションに動画レポートが表示されます。Googleが対象サイトで動画を全く検出していない場合はレポートの項目さえも表示されません。このレポートには、サイトでの動画のインデックス状況が表示されるため、以下のような疑問を解消するようになるでしょう:
- Googleは何ページ分、動画を認識したか。
- どの動画ページが正常にインデックスされたのか。
- 動画のインデックスを妨げている問題は何か。
加えて、今までの問題を修正した場合、このレポートを使って検証し、修正後の動画ページがGoogleインデックス上で正確に更新されたかを確認することもできます。
このレポートは、動画リッチリザルトレポートとは異なることにご注意ください。今回の記事で取り上げたレポートは、あらゆる動画の構造化データ有無に関係なく、動画のインデックス状況に関するものであるため、動画の構造化データの有効性を示すものではありません。従来の動画リッチリザルトレポートには変更点はなく、引き続き、サイトで動画の構造化データ項目における有効性を表示します。
特定の動画ページを検査する
新しいレポートに加え、URL検査ツールも強化され、特定のページの動画インデックス登録状況も確認できるようになりました。指定のページをURL検査後、Googleがそのページで動画を検出した場合、結果に以下のような情報が表示されます:
- 動画のURLやサムネイルURLなどの詳細情報
- 動画がインデックスされたかどうか、対象ページのステータス
- 動画のインデックスを妨げている問題点の列挙
これはライブ検査には適用されないため、対象のページで動画が検出されたかどうかのみ表示され、動画のインデックス状況についてまでは表示されません。
新しいツールにより、皆様の検索での動画のパフォーマンスを理解し、問題を特定して修正することが容易になるよう願っています。動画インデックスのベストプラクティスについては、動画ベストプラクティスガイドをご参照ください。
ご質問やご不明な点がございましたら、Google Search CentralコミュニティまたはTwitterでお問い合わせください。
引用)Search Central Blogより和訳
動画のあるページを教えてくれる
要は、YouTube等の動画を掲載しているページをGoogle検索が検知しているかどうか、その検知数がどれくらいか、検知する上で障害になっているエラーはあるか、検知をしてもらうためのURL検査、等ができますよって話です。
ブロードバンドが拡大し、いつでもどこでも動画を閲覧できる時代です。そんな中、Google検索としても動画を最適化したいサイトオーナーに支援すべきじゃないか、というわけで実装された機能とのことです。最近では、企業であっても、詳細説明用だけではなく、サービスへの気付きを与えるために動画を作成するケースも多くなっています。
YouTubeのプラットフォーム特性を活かしてYouTube動画を作成し、それだけでなくその動画を自社サイトにもエンベッド(埋め込み)して検索に引っ掛けようとする傾向も増えています。そんな企業にとっては非常に役立つ機能になるのではないでしょうか。