ちょっと遅い情報かもしれませんが、Googleウェブマスター向け公式ブログにて「地域対応ページのクロールとインデックス登録」の情報が上がりました。
要は、該当ページに今までは言語依存クロール設定(リクエスト内でAccept-Language HTTPヘッダーを使用したGooglebot)だけだったのが、新しく地域認識クロール設定(米国からと判定される現在のIPアドレスに加え、米国外からと判定されるIPアドレスも使用するGooglebot)も追加されたということです。つまり、該当ページに対して、言語のみでなく国も指定できるようになったという話です。
Googleウェブマスター向け公式ブログでは以下のように述べられています。
この新しい設定が追加された後も、地域ごとに rel=alternate hreflang アノテーションで別々の URL を使用することを引き続きおすすめします。
ということは、この<link rel=”alternate” href=”//example.com/” hreflang=”x-default” />におけるhredflang= にて、日本語なら「ja」、英語なら「en」といった形で、アノテーションが効いていましたが、今後は、日本語の日本地域なら「ja-jp」、英語のアメリカ地域なら「en-us」、英語のオーストラリア地域なら「en-au」と地域も指定すると検索にかかりやすくなりそうです。各ウェブサイト設定が地域認識クロールをサポートしているかどうかを確認することで、各国地域毎に検索結果が変わるということのようですね。
在日外国人や在外日本人向けに
…で、これがどういう状態の際に有効的になるかと考えますと、日本にいる外国人や海外にいる日本人には検索が便利になるかもしれません。在日外国人や在外日本人も勿論ですが、海外旅行時にも便利です。今の日本のことを考えると、東京オリンピックに向けたゲストハウスとかソーシャルアパートメントとかホテルとか…。
いずれにしても「東京オリンピックに向けて新しいビジネススキームを考えている」サイト運営のご担当者様には追い風になる設定かもしれませんので、一応頭の片隅に置いておいてください。
今後この地域認識クローラーが国別だけでなく、国内の地域まで細分化されるようになれば、ピジョン・アップデート等にも大きな影響が出そうですね。