Googleでは4月16日、Google Search Console(以下:GSC)で使っていないトークンに関して、取り扱わないようにする設定できる新機能を発表しました。そんな難しい話ではありませんので、サクッとご紹介します。
どういう内容?
GSCで管理者権限を移行した際、移行元となる管理者がGSCの所有権を削除しない限り、そのGSCの所有トークンを認証され続けていました。しかし、今後は移行先の管理者の権限で、そのトークンの認証の削除ができるようになったということです。トークンというのは、GSCに登録する際「これは確かに私が所有するサイトです」というのを証明するためにサーバにアップするtxtファイルや任意のmeta内に記載する情報のことです。
だいたい、同じサイトでも所有者が変わる際に、改めてその所有者によってトークンを更新するのですが、その際過去のトークンをそのままサーバに残したり、meta情報を更新しなかったりして混乱を招くこともありました。結果的に、管理権限に潔癖な人には「なんか気持ち悪いよね」という思いが募ってしまう状況でした。
ただ今回の機能により、たとえサーバ上にトークンが残ってしまっても、それを無視するようにGSCで設定できるようになったという話です。
今後は次のフローに沿って、未使用の所有権トークンがサイトから削除されているかどうかを確認できます。
- [ユーザーと権限]に移動
- [未使用の所有権トークン]をクリック
- 削除するトークンを選択し、[削除]をクリック(以下のスクリーンショット参照)
- [削除の確認]をクリックして、未使用の所有権トークンを更新
引用)Google検索セントラルブログより一部
過去に認証として使っていたサーバ上のtxtファイルやHTMLのmetaを削除する、というのと結果的に同じ意味合いのことがGSCでできるようになった、という感じです。まぁそもそも、移行元の管理者が使っていた認証用のファイルやmetaを削除すれば良いだけなのですが、企業の場合は担当の急な異動や退職、管理を一任したベンダーとの取引解消等によって、それらが残ってしまっているケースも多いです。ですので、管理画面からそれらが残っている場合でも無視するように設定できるのは便利かもしれませんね。