SEOに向けて分析している中で、「競合サイトや他の業界はどのくらいのペースや頻度でページを増加しているんだろう」と思ったことはございませんか?
以前、before/after:の検索コマンドをご紹介したことはありましたが、厳密に日付単位で順位状況は分かっても、その時期に公開されたページかどうかは分かりません。また、今でもサイトオーナー側が公開日時を誤魔化すことはできますので、厳密なページ公開日は分かりません。しかし、傾向値として知るための足がかりとなる検索テクニックがございますので、今回はそんなテクニックをご紹介します。ちなみに、最初に述べておきますが、大した内容ではありません(笑)。
ツールの期間指定とsite:の組み合わせ
まず、Google公式のツイートからご紹介します。1年前のツイートですが、Googleは以下のように言っています。
When using our existing date filtering tools, a date is always shown for each page listed. Dates are only shown for before: & after: if our systems think they’re especially relevant to show. This is a behavior we might change….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2019年4月9日
引用)@searchliaisonより意訳
つまり機能変更の可能性はあるにせよ、検索オプションのツールで期間設定した場合は、Googleが(何かしらの方法で)解釈した日付がスニペットに全て表示されます。但し、ここで注意点ですが、“何かしらの方法”がサイトオーナーが設定した日付を元に表示しているのであれば、サイトオーナーが虚偽設定した場合でもそのままGoogleは鵜呑みにせざるを得ないということになります。ですので、充分な方法ではありませんが、ざっくりGoogleのインデックス進捗も含めて傾向を知るには良いかと思います。
では、実際にどうやって他サイトの公開ページ状況を知ることができるか。それは以下のGoogle検索方法で分かります。
- 手順①:該当するドメイン(及びディレクトリ)でsite:検索をする。
- 手順②:検索オプションの[ツール]から任意の期間を指定する。
では、具体的にこのブログを対象としてやってみましょう。まず「site:fuwafuwa.biz」と検索します。そして検索結果の[ツール]から期間設定します。
そして、期間設定を2020年2月1日~2020年2月29日に設定した結果が下記です。
私は2020年2月1日~2020年2月29日までの間に10ページ更新しているので、整合性は60%ですね…。傾向値です(笑)。ちなみに公開日時の整合性は100%です。このブログは実際の公開日と表記が同じですので、Googleがどちらを優先して日付表示しているかは分かりません。
本当に大した内容ではないけれども…
このように実際の数値とは異なりますが…自分のサイトで確認してみて、この検索テクニックの精度状況を把握した上で競合サイトや他サイトを調べてみると、傾向値を知るという意味で良いのではないでしょうか。
特にSEOは自分のサイトのことでいっぱいいっぱいで他サイトのことも常時把握していられませんから…。たまにこのような確認をすることで、なんとなく他の状況を知ることはできると思います。また、site:で検索する際に、キーワードも入れれば、さらにテーマを絞ってページ公開状況も分かると思います(例:「SEO site:fuwafuwa.biz」みたいな検索です)。さらに、ダブルコーテーション(“)でドメインを括って-site:検索した上で期間設定すれば、その時期にURL紹介してくれた他のサイトページ(いわゆるサイテーション)を知ることもできます(例:「”fuwafuwa.biz” -site:fuwafuwa.biz」で検索)。
是非、色々調べながら傾向値を探ってみてはいかがでしょうか。