• 構造化データ記載ミスの詳細指摘

構造化データ記載ミスの詳細指摘

Googleは米国現地時間3月28日、Search Central Blogにて、構造化データをマークアップした際の問題点についてSearch Consoleで詳細を指摘するようになる旨を発表しました。要はマークアップにおける記述ミスがあった場合、その箇所を教えてくれるという親切機能ですね。どこが違うか教えてくれるので、初めて構造化データを記述する人にとっては便利な機能だと思います。
というわけでその内容を和訳してご説明します。

構造化データの問題箇所をより効率良く特定できるよう、Search Consoleでエラーレポートに詳細内容を表示するようになります。ここでは、この変更点についてご説明します。https://developers.google.com/search/blog/2022/03/structured-data-issues-context

引用)@googlesearchcより和訳

既に変更済み

アメリカ西海岸時間での28日に発表され(日本時間ではほぼ29日)、その際に「明日より」ということもあり、既に日本でもSearch Consoleで表記変更が始まっています。エラーメッセージが少し変わる程度なのですが、仕様が変わったわけですので、一応ご紹介です。

Search Consoleで構造化データの問題をさらに詳しく知る

構造化データの問題をより具体的に特定するために、明日からSearch Consoleのエラーレポートに、そのエラー原因についての情報が追加されます。
例えば、WebサイトでReview Snippetの構造化データをマークアップする際にその口コミの著者名を提供していない場合、現在のSearch Consoleでは、“name”フィールドが欠如していますという形でエラーを報告しています。本日よりこのエラーは“name”フィールド(in “author”)が欠如していますというふうに、不足している具体的な情報まで記載されるようになります。括弧の中にあるより詳細な情報により、構造化データの問題を簡単且つ具体的に特定するのに役立つでしょう。

この変更は、構造化データをマークアップを変更していない場合でも、すべてのSearch ConsoleのリッチリザルトステータスレポートSearch ConsoleのURL検査ツールリッチリザルトテストにおいて変更されます:

  • 設定されているプロパティ内において、未解決であった今までのエラー項目は全て自動的に一旦無くなります(例えば、上記の例でいう“name”フィールドが欠如していますのような従来あったエラー表示)。
  • そして、より詳細な情報を含む新しい形でのエラー表示がされます(上記の例でいう“name”フィールド(in “author”)が欠如していますという記載)。サイトオーナーの皆様にSearch Consoleから大量のメールが届くことがないよう、これらのエラー名称変更についての通知は送信しません。

なお、今回の変更前にSearch Consoleで構造化データのエラー検証をしていた場合、再度「修正を検証」ボタンから新しく申請し直す必要があります。
これは単にエラーの名称変更であり、Search Consoleがエラーを検出する方法は何も変わりません。また、今まで表示されていたエラーは全て、エラーに関わる具体的な情報が追加された新しいエラーとして置き換わって表示されるようになります。

ご質問やご不明な点がございましたら、Google Search Central CommunityまたはTwitterでお問い合わせください。

引用)Search Central Blogより和訳

 
既にSearch Consoleにも以下のような表記が掲載されています。

Search Consoleでの表示

We recently changed the naming pattern of several structured data issues. This will cause many issues to be closed and reopened with the new naming pattern.


Googleでは、最近対象となる構造化データにおけるエラーの表示方法を変更しました。これにより、Search Console内でのエラー表示は今までの表示ではなくなり、新しい表示方法になります。

どこが間違っているのか分かりやすくなりました

構造化データのマークアップにおけるフィールド情報や属性等、抜けている部分を教えてくれるようになるので分かりやすくなりましたね。大した内容ではないですが、毎回構造化データのマークアップエラーを指摘される度に、リッチリザルトテストで確認して、抜けている部分を確認する…のような作業ではなく、表示された部分を直して確認すれば良いだけなので、だいぶ楽になるのではないでしょうか。

まぁ、そもそも今の時点でこれを楽になると思える人は、既にマークアップをしっかり出来ている人なんだと思いますが…(笑)。

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