2025年、あけましておめでとうございます。今年最初の投稿記事になります。独立して最初のお正月ですし、せっかくですので今年最初の記事に関しましては、私たちの会社におけるSEOスタンスについて、考え方や進め方をご紹介したいと思いました。というわけで、ダラダラと私の会社のスタンスについて書いてみたいと思います。
SEOは実行力が命
私たちは15年以上もの間、SEOで様々な業界の企業様とお取引してきました。その中で、最も感じたことは「課題はなんとなく分かってるし、具体的にどうすれば良いかも教えてもらって分かった」という理解で終わってしまう企業ご担当者様が多いこと。つまり、そのWebサイトの何がいけないかを理解し、それで満足してしまい、上長に報告するだけになっていることです。そして、その上長も「なぜ上手くいかないか」を理解して現場担当者を咎めようとしていた気持ちをなだめ、そのままで一旦プロジェクトが保留されるというケースが非常に多いと感じました。
大事なのは「なぜ上手くいかないか」ではなく「どうすれば上手くいくか」。つまり、実行力なのです。組織に属していると報告がゴールになるケースも多く、その(前進しない)報告のために安くないSEO分析費用をベンダーに発注するなんて、まさに本末転倒だと思っています。
私たちは、SEOとは準備と実行と結果確認の繰り返しだと思っています。その時その時に最適だと思っていることをいかに実行するか、そしてその実行をいかに最大化するかが大事だと考えています。検索エンジンは日進月歩で進化しているので、1ヶ月前の施策結果で良いと思っても、それが次に通用するとは限らないのです。はっきりいって検索エンジン相手にPDCAサイクルでは遅いのです。もっといえば、競合サイトの動きもあるので、ユーザー相手でもPDCAサイクルでは遅いかもしれません。SEOとはせめてPDR(Prep:準備 – Do:実行 – Review:再考)サイクルで行う迅速な実行力が非常に重要なのです。
伴って、SEO会社に対しても分析力やコンサルテーション能力だけではなく、実行力支援も問われるようになってきていると考えています。分析上手、検証上手なのは当たり前、何が良くないかよりも、具体的にどうすれば良いかを支援・代行できるくらいでないとSEO会社の存在意義は無いのでは?とさえ思います。
東京ウェブは、SEOの実行まで支援・代行しています。私たちは課題の分析も解決策の提示も、解決策の実行も全てワンストップ代行が可能です。もうSEOで私たちは言い逃れできませんよね(笑)。それくらいの自信と覚悟を持って私たちはお取引しています。私たちと「良くするための動き」を体現したいと思った方はぜひお問い合わせください。
こんな人はぜひ検討を
何が課題か分かっていない人はもちろんのこと、「課題は見えている」と言う人でも私たちが必要なケースがあります。例えば「内部リンクが上手く機能できていない」とか「不要なページが多くインデックスされてしまっている」等と分かっていても、具体的にどうすれば良いか分からず、計画だけ話し合ってなかなか前に進まず数ヶ月が経っている…というケースです。俯瞰的にまとめてから具体的業務に落とし込めば良いわけで、そんなことは分かっているけど、何度動き出しても上手く機能せず暗礁に乗り上げているというご担当者様も多いです。また実際に改善作業をしたけれど全く改善がされず、別のところで不具合が生じた、なんてことも…。これではいつまで経っても課題は鎮火されません。
他にも「ヒートマップを入れる等して改善しているけど、作業が局所的なので、全体的にもっとドラスティックな改善ができるのではないか」という疑念や「コンテンツを増やしたことでセッションは増えたけど、コンバージョン数は増えていない」というコンバージョン率の壁にぶつかってしまっているストレスを持つ人も少なくないと思います。
私たちは“コンテンツを足し算するだけでなく、整理して、サイト全体におけるSEO優位な情報設計を統一したうえで、ページ単位で検証・設計する”ことも得意としており、そういう意味ではサイト内に存在するコンテンツのインフラストラクチャを構築するフロントエンジニアリングに精通しています。そのため、検索順位やセッション等の改善だけでなく、コンバージョン率の向上やそのファシリテーションにも長けていると自負しています。
ここで、少し私たち側からの目線でSEOビジネスについてお話しさせてください。
実はSEOという特性上、それをビジネスにすることは私たちにとってあまり賢いとは言えません。SEOは時間と工数、頭を使えば使うほど結果に結び付きやすいので、はっきり言って割に合わないのです。効率良くビジネスをしようと思えば、その分汎用的な動きしかしないので、効果が出づらくなり、効果が出なければ忽ち業界内でも悪い評判が回ります。事実、記事ライティングの大量生成を事業化している会社や中途半端なSEOツール事業の会社、売上の多い大手SEO会社についての良い噂はあまり聞かないですよね。つまり、SEOビジネスで発展しようとするのは“三方良し”ではないのです。
じゃあ、それでも私たちがSEOビジネスをしているのはなぜか。
私たちはゼブラ企業でありたいと思っています。世の中で良質なサービスを持っているにも関わらず、Webサイトが不充分なせいで、陽の目を見ない企業は数多くあります。私たちはそういった企業のWebサイトを支援し、世の中に認知されていくことを通して、より良いWebのエコシステム、インターネット社会に貢献することを目的の5割で捉えています。残りの5割はもちろん私たち自身の売上や利益ですが、売上や利益の大半を別の効率的ビジネスで補うことで、SEOに関しては損得に差がなければ良いと思っています。それよりも、SEOで企業のWebサイトが成功することによって私たちの評判も上がれば良い、むしろそれだけで大いなる無形利益に繋がっていると考えています。そういう意味で、企業Webサイトを良くする上で、SEOは最も貢献できるビジネスです。だから私たちはSEOビジネスをしています。こんな風に考えている私たちですから、絶対に取引先企業のWebサイトを良くしようとするに決まっていると思いませんか?
少し話が脱線してしまいましたが、おさらいしますと、以下のようなサイトの運用ご担当者様にはぜひご相談いただきたいと思います。
★ SEO課題が見えていないサイト
★ SEO課題が見えているけど、実行できていないサイト
★ SEO課題が見えていて実行しているけど結果が伴わないサイト
★ セッションは増えたけどコンバージョンが増えないサイト
★ 全体的に課題ストレスを感じるサイト
★ 運用の一部もしくは全部を誰かに任せたいと思っているサイト
少しでも当てはまりそうだと思ったらお問い合わせください。
SEOは技術の先にある
よく、「SEO的には」とか「SEOへの影響として」とか、言葉のあやで口にしてしまうケースもあると思います。しかし厳密にはSEOと一言でいっても、本来はユーザーへのパフォーマンスとしてのSEOを第一の意味合いで捉えるべきであり、クローラーロボットへの効率的な伝達やパフォーマンスをSEOと言うべきではないんですよね。とはいえ、概念レベルで難しい定義の話をしても建設的にはならないので、ここではSEOをユーザーへのパフォーマンスとクローラーロボットへのパフォーマンスの両側面を含有した言葉と定義づけたうえでお話ししたいと思います。
SEOと言えば、技術的なコーディング(テクニック)だと思われがちです。ですので「titleタグは〇文字以内が良い」「titleタグとh1は同じ方が良い」「ページへリンクする際はリンク先のページの施策キーワードを入れ込んだアンカーテキストにすると良い」等のノウハウやコツ、ハック的な言い方や決めつけが好まれる傾向にあります。今でもこうした言い回しのコンサルテーションの方が好まれやすく、歯切れも良く聞こえるため正しく思われがちです。しかし、私たちから言わせればこれらの半分は間違っているケースが多いです。Google検索エンジンの傾向からも数ヶ月程度の短期的には有効なこともあります。しかし、本来あるべきWebサイトの姿が見据えられた施策でなければ数ヶ月後には悲惨な結果が待っていることもあるのです。だからそれが当たるも八卦、当たらぬも八卦、という意味で半分は間違っているかな、と考えています。
私たちが捉えるSEOとは、(前述した通りSEOは本来ユーザーへのパフォーマンスが第一ですので)技術というよりも真摯にユーザーニーズに応えた情報やハック、サービスを追求し、それを分かりやすく伝達することが重要であると考えており、とにもかくにもこれに尽きます。しかし、ユーザーに届ける前に検索エンジンの評価を通過しなければならないので、ある程度クローラーロボットへのパフォーマンスも必要で、それが技術的な要素なのかな、とも考えているのです。
ですので、検索エンジンに好かれる技術的な要素は全て理解・実装し、最新の状況も捉えたうえで、ユーザーニーズに応える設計を分析・ご提案・実装させていただいています。だから、「SEOとは技術の先にある」と言わせていただいているわけです。
ちなみに、技術的なSEOはGoogle公式ドキュメントに全て格納されていますし、こちらのページにある程度まとめています。私たちのSEOは、ここに記載されている内容を推奨事項とし、そこに私たちの実績とノウハウ、Googleの実際の検索エンジンの動き(を推察)を照合してご進言したり、ご提案したり、実装代行したりしていますので、技術面は服を着ているのと同じくらい“最低限のクリア事項であること”という認識でいます。一応、以下にGoogle公式ドキュメントへのリンクを紹介しておきます。
いつでもご相談やご質問を承っています
当ふわふわビジネスブログでは、いつでもご質問やご要望、ご相談を承っています。個人情報ポリシー上、お問い合わせいただいた内容は一切口外しておりませんので、分かりづらいかと思いますが、意外と定期的にお寄せいただいています。SEOにおける考え方の議論はあまりしていませんが、具体的にサイトURLを指してご相談いただくこともあります。何となく感覚値で一番多いのは内部リンクの設計やサイト構造の設計についてですかね。漠然としたご相談も多く、SEO会社の選び方等のご質問もいただいたりしています。そんな感じですので、ぜひお気軽にご相談ください。
というわけで、新年一発目の投稿記事でした。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。