先日、Googleのモバイル検索結果にサイト名表示やファビコン表示がされ(てい)ることについてご紹介しました。伴ってサイト名の構造化データやファビコンの取り扱い等もご紹介しました。そして、今回は10月24日付でGoogleがサイト名やファビコンのサイト内対象範疇情報を更新しましたので、そのご紹介をしておきます。意外と「あれ?なんだっけ?」となりがちなので、私自身の備忘録も兼ねておきます。
サイト名とファビコンの棲み分け
冒頭にも述べましたが、モバイル検索結果に表示されるサイト名やファビコンに関して、その棲み分けが明示されるようになっています。Googleからの更新情報では以下の通りです。
つまり、サイト名であれば、構造化データのマークアップ対象もそうですが、あくまでもドメイン名でサイト名定義されるとのことです。ここでは、分かりやすくルートドメイン単位という言い方にします。example.com も m.example.com も全部同じサイト名ってことですね。そう考えると、結局サブドメインでも同じ運営元という考え方でGoogleはランキング評価をしているのでしょうか…。おっと、これ以上は主旨がブレてしまいますのでやめておきます。逆に、ファビコンであればサブドメイン単位に合わせて切り分けるのは可能とのことです。ですので example.com のファビコンと m.example.com のファビコンで切り替えることが可能のようです。ちなみに、サイト名にせよファビコン名にせよ、ディレクトリ単位での変更は出来ないとのことです。
そこで、今回私なりに対象デバイスの状況も含め、以下に表組みしましたのでご確認ください。
項目 | サイト名 | ファビコン |
---|---|---|
単位 | 本体はサイト名が表示され、サブドメインはサブドメインURL表示になる | ドメイン(サブドメイン)単位で表示 |
注意点 | ディレクトリ単位不可 | ディレクトリ単位不可 |
対象デバイス | モバイル(デスクトップはテスト中) | モバイル(デスクトップはテスト中) ※画像検索であればデスクトップ版でも表示 |
ちなみに、サブドメイン単位でサイト名を変更しているWebサイトも少なくありません。その場合は…せめてサイト名の構造化データ内のalternateNameプロパティでせめてGoogle側には明示するしかないでしょう。検索結果表示は飽くまでもひとつです。
ちょっと、テストとかもあってアカウント単位で変わったりする等、色々ややこしい状況ではありますが一応理解しておいてください。