Googleはスマホの画像検索で一部の商品カテゴリを対象に「似ている商品」を表示する機能を実装したとウェブマスター向け公式ブログで発表されましたので、本ブログでもご紹介したいと思います。
「似ている商品」機能って?
スマホ(モバイルウェブとAndroid版検索アプリ)でGoogleの画像検索をした時に、何かの商品をタップして画像を大きくして見たとします。そうすると、その見た商品画像の下の部分に「似ている商品」としてカルーセル表示でレコメンドされるという仕組みです。これには運用サイトページ内の商品紹介部分に専用の構造化データをマークアップすることが必要ですが、ECサイト等の運用者にとっては接触機会増大に繋がると思います。
とりあえず「似ている商品」として機能がサポートされている商品ジャンルは、今のところハンドバッグとサングラスと靴の3つだそうです。
「似ている商品」に対応させるには
schema.orgで商品の構造化データをマークアップすれば「似ている商品」機能の対象になります。対象商品の名前(name)、画像(image)、通貨(priceCurrency)、価格(price)等の情報を入れましょう。商品の構造化データ紹介は英文ですが、見れば意味が分かると思います。
設定後の確認は構造化データのテストツールもそうですが、Googleは実際に画像検索して確認する手段も教えてくれています。
逆に、画像検索に表示させたくないというケースがあればページ上の画像がGoogle検索結果に表示されないようにするやりかたもあります。
今後の拡張性
Googleはこの「似ている商品」機能において、いずれはより多くのプラットフォームや商品カテゴリで対応していく予定とのことです。サングラスやハンドバッグ、靴を最初にチョイスした理由は分かりませんが、「似たようなやつなら他に見たい」という考えはあらゆる商品カテゴリで喚起されますし、そういう心理が働くケースは、商品購入意図が含まれた検索(=Transactional Query)なはずです。まさにビジネスに繋がりやすいですよね。
この「似ている商品」の設定に関して、事前戦略上の費用対効果は見込みづらいですが、結果的には間接流入は増加しそうですので、工数を割いてでも実施することをオススメします。