Googleでは米国現地時間7月11日、Google Search Consoleで商品の配送や返品に関する情報を設定できるようになった旨、Search Central Blogにて発表しました。既にMerchant Centerと紐づいていなければSearch Consoleでの設定はできなそうですが、Merchant Centerと紐づいていればかなり便利な機能だと思いますのでご紹介しておきます。
We're happy to announce an easier way for merchants to add their shipping and return information directly in Search Console. Check out our blog to learn more about it https://t.co/mPGhxHCgfR pic.twitter.com/9sp19F7JHb
— Google Search Central (@googlesearchc) July 11, 2024
https://developers.google.com/search/blog/2024/07/configure-shipping-and-returns-search-console
引用)@googlesearchcより和訳
Googleの発表内容
まずはGoogleからの発表内容をご覧ください。
Search Consoleで配送・返品ポリシーを直接設定する
買い物をする際、ユーザーは購入する商品の合計金額を知りたいものです。配送スピードや送料、返品ポリシーは、潜在顧客がオンラインで商品を購入する際に考慮する主要な要素です。しかし、業者によっては配送・返品ポリシーの設定対応のやり方が上手くできず、潜在顧客が求めている情報提供の機会損失をしているかもしれません。
昨年、商品レベルで送料と返品のマークアップのサポートを開始しました。そしてつい先日、販売する個々の商品ごとに返品ポリシーを定義する代わりに、ビジネスの一般的な返品ポリシーを指定するためのマークアップサポートを追加しました。さらにこの度、Search Consoleに配送や返品に関する情報を直接追加できるようになりました。ヘルプセンターの記事でその方法について確認することができます。
★ 注意:Search Consoleの配送および返品設定は、商品レベルの販売者リストのマークアップを含む、Webサイト上の設定よりも優先されます。優先される項目については別途ご確認ください。
ヘルプセンターの記事で説明されている手順を完了すると、Merchant Centerアカウントレベルの配送および返品ポリシーをSearch Consoleで直接管理できるようになり、Merchant Centerに自動的に表示されます。
正確で最新の配送・返品情報を提供することで、Google検索結果における商品リストを充実させることができ、商品リストの横に送料無料や、迅速な配送オプションなどのフルフィルメントサービスを表示することで、知名度や潜在的なトラフィックを向上させることができます。
これらの機能追加により、検索結果での表示を最適化する際にさらに役立つことを願っています。ご質問やご不明な点がございましたら、Google Search Centralコミュニティ、Twitter(https://twitter.com/googlesearchc )、またはLinkedInまでお問い合わせください。
引用)Search Central Blogより和訳
Search Centralヘルプの配送と返品の設定にも記載してある通り、Search Consoleで配送と返品に関する情報を設定するには、Merchant Centerアカウントに関連付けられているSearch Consoleプロパティの所有者またはフルユーザーである必要があります。ですので、いずれにしてもEC業者であれば、最初はMerchant Centerアカウントを設定する必要があります。
分からなければ最初に業者にお願いすること
今回の設定はSearch Consoleを使っている人であれば嬉しい機能だと思います。しかし、運用者の中には「Search Consoleは使いやすくて好きだけど、Merchant Centerは使ったこともないなぁ」という人も多いはずです。ですので、そういう時はお近くのSEO業者や詳しい人に最初の設定だけお願いし、その後の追加記載や変更・修正はご自身で運用していくというやり方もアリだと思います。
いずれにしましても、(繰り返しになりますが)ECにおけるフロント周りを運用するご担当者様にとっては管理範囲が広がって嬉しい機能なのではないでしょうか。