Googleは米国現地時間11月26日、(以前から発表していた)Google Search Consoleに導入される推奨事項が完全ロールアウトしたと発表しました。そんなに大した話ではないのですが…ご紹介します。
We're happy to let you know that Recommendations are now available to everyone! 🎉 (note that you'll see them only if we have a recommendation available for your website) https://t.co/q5tk1qB4lJ
— Google Search Central (@googlesearchc) November 26, 2024
引用)@googlesearchcより和訳
どういう内容?
既に米国現地時間8月5日に機能の発表はありまして、当ブログでもご紹介はしておりましたが、Search Consoleにログインした時の最初の概要トップ面に、簡単なパフォーマンスレポートや改善策、対象項目等をアドバイスしてくれる機能です。
実際には以下の例のように表示されます。
しかし、実はショッピング対象商品がないにもかかわらず推奨事項として表示されたり…精度としてはいかがなものか、というのもあります。また、クエリのインプレッション数が増えているのは自分で確認すればできますので…SEO担当者にとってはあまり有益な情報にはならなそうです。
どういう人にとって有益な機能?
SEO担当者であれば実装できる機能や構造化データはチェックしていたり対応していたりするはずですし、どのクエリで表示回数や掲載順位が上がっているか確認しているはずですので、新しい気付きになることはないのではないでしょうか。この推奨事項の機能がどこまでリアルタイムで案内してくれるか次第ですが、定期的に検索パフォーマンスを見ている人にとってはそこまで有益ではないと思います。
一方で、これを有益に感じる人を考えると、Search Consoleのマスターアカウント所有者である組織のトップで、SEOを毎日チェックしていない人が対象になるのかな、と。それでメール通知やたまにSearch Consoleにログインした時に、Googleの推奨事項を見て、担当者に「○○というクエリで表示回数が増えているじゃないか。対応していたのか、もっと何かできることがあるんじゃないのか?」と詰め寄るくらいでしょうか(笑)。担当者は「はい、既に先週から理解していて手は打っていますのでご安心ください」などという回答になるかと(笑)。
今回の機能については、今後どこまで精度が上がるのか、ただのSearch Console閲覧喚起程度で終わるのか、注視していきます。