Googleは、米国現地時間8月5日、Search Central BlogにてGoogle Search Consoleに推奨事項を導入していくと発表しました。既に世界的に少しずつ導入されているようで、完全ロールアウトまでは時間がかかりそうです。要はGoogleからのアドバイスを受けられる機能なのですが…まぁ、とりあえずご紹介します。
We are excited to announce Search Console recommendations, a new feature that provides websites with optimization opportunities and suggests actions they can take to improve their presence on Google Search. Check out our blog post https://t.co/75tUuN4fmu pic.twitter.com/7FkauLBHbt
— Google Search Central (@googlesearchc) August 5, 2024
引用)@googlesearchcより和訳
発表内容
既にメールとかでは月1回パフォーマンスレポートと称してアクセス状況等は送られてくると思います。あれの進化版に近いとは思うのですが…Googleマップではクチコミを投稿すると「〇人の人に評価してもらいました」とか「〇回閲覧されました」とか定期的に褒めてくれるんですよね。で、褒められるとついつい頑張りたくなるという…。こんな感じの応用編として、Search Consoleを通して「今こうだからもっとこうしてみたら?」みたいなアドバイスが表示されるイメージです。まずは、Search Central Blogの和訳からどうぞ。
Google Search Consoleに推奨事項を導入
この度、Search Consoleの推奨事項を発表します。これは、Webサイトを最適化する機会を喚起し、Google検索での存在感を高めるために、Webサイトが取るべき施策を提案する新機能です。
推奨事項は、インデックス、クロール、サービングなど、Google検索システムの様々なデータに基づいています。このデータはすでにSearch Consoleで利用可能でしたが、今回Googleが直接推奨事項を提供することで、よりアクセスしたくなりやすくしました。構造化データを使用してGoogleがコンテンツを理解しやすくする、サイトマップを追加する、トレンドのクエリやページをチェックするなど、検索最適化の取り組みの優先順位付けに役立つでしょう。推奨事項は定期的に集計して算出されるため、時間の経過とともに情報が古くなったり、詳細内容が変更されたりする場合があります。
推奨事項はSearch Consoleのダッシュボードの概要ページに表示されます。これはまだ試験的な機能であり、現段階では全てのサイトに推奨事項が表示されるわけではありません。完全なロールアウト後も、Webサイトで利用可能な項目がある場合にのみ推奨事項を提供するということをご了承ください。
Googleでは、少しずつ時間をかけて推奨事項を調整し、発展していきたいと考えています。Googleは常にツールと機能の改善に取り組んでおり、皆様からのフィードバックはとても重要です。ご質問やご不明な点がございましたら、Google Search Centralコミュニティ、X、またはLinkedIn2ご連絡ください。
引用)Search Central Blogより和訳
まぁ、Search Consoleにログインした時の最初の概要トップ面に、簡単なパフォーマンスレポートと改善策、どこの項目を検証すれば良いか等を指摘してくれる機能です。でもまだ杓子定規に表面的な分析結果をもとに指摘する程度なので、あまり参考にならないかもしれません。Googleとしてもそのことは理解しているようで、Search Consoleヘルプにも以下のような記載があります。
また、現時点ではSearch Consoleのデータを基に分析できる問題(修正可能な問題)と改善点(トラフィックを増やすために改善できる点)、設定(作業が容易になる設定)が推奨事項の中心となっているようで、私の印象では“Search Consoleの各項目を主体的に確認するきっかけ”という感じですね。
今後はもっと解像度が高く、クエリのインテントを考察して指摘してくれるほどの高機能になると良いですね。