Search Consoleの機能を活用したAPIツールであるSearch Analytics APIに関して、ようやくDiscoverやGoogleニュース、正規表現にも対応できるようになりました。Googleは米国現地時間10月25日に発表しています。Search Analytics APIの話ですので、一部のプラットフォーム開発者や大規模サイト運用者向けの内容かもしれませんが、一応和訳してご紹介しておきます。
Googleからの発表内容
すでに Search Consoleの検索パフォーマンスではDiscoverやGoogleニュース、正規表現に対応して表示されるようになっていましたが、これをAPIとして利用する場合、そこまで表示できるような対応機能はできませんでした。それができるようになったという話です。
Search Analytics APIがGoogle Discover、Googleニュース、正規表現に対応
Google Search Consoleのパフォーマンスレポートでは、すでにGoogle検索、Google Discover、Googleニュースに関するデータが表示されており、この種のトラフィックを持つサイトオーナーの皆様にご利用いただいています。Google DiscoverとGoogleニュースのパフォーマンスレポートを提供開始してから、ユーザーからこれらの統計情報をSearch Analytics APIにも追加してほしいという要望を受けていました。本日、これが実現することをお知らせします。
これまで、news、video、image、webといったAPIコールをフィルタすることができたsearchTypeパラメータの名称はtypeに改名され、discover(Google Discover用)とgoogleNews(Google News用)の新たな2つのパラメータが追加でサポートされることになりました。なお、パラメータの名称はtypeに変更になりますが、古いsearchTypeパラメータも引き続きサポートします。
Search Consoleのパフォーマンスレポートでは、一部の指標やディメンションは特定の種類のデータにしか対応していません。例えば、クエリや掲載順位はGoogle Discoverレポートではサポートされていません。同様に、サポートされていないディメンションが要求された場合、APIはエラーを示すメッセージを返します。
さらに、クエリとページのディメンションに正規表現のサポートを導入開始します。一致の指定に、「includingRegex(正規表現を含む)」と「excludeRegex(正規表現を除外)」という2つの新しい項目が追加されます。
詳しくは、Search Analytics APIのドキュメントをご確認ください。ご質問があれば、Search CentralコミュニティやTwitterでお尋ねください。
引用)Search Central Blogより和訳
正規表現は嬉しいかも
Search Consoleにおいて正規表現に対応できるようになった(リダイレクトやCanonical等に関してまとめて正規URLが優先表示される対応)は非常に喜ばしい機能でした。もちろん、DiscoverやGoogleニュースも嬉しいのですが、これらに関しては結果論であり、数値が大幅に上昇した際の裏付けとして確認できる程度です。WebページでやらなければならないことはDisocoverであれGoogleニュースであれ同じですので。
ただ、何かしらのツールを作成しようとした際、Search Analyticsを活用する上で、正規表現が出来るようになったのは便利だと思います。Search Analytics APIを使うということは、第3者への何かしらの提供をするはずです。自己完結するならSearch Consoleで充分なはずなので…。ということは…第3者にも分かりやすく提示できる正規表現はとても有効なのではないでしょうか。
まぁ、Search Consoleを自分のWebサイト検証のためだけに利用する仕事に就いている人には関係ない話なので、この記事を読むほとんどの人は関係ないと思いますが…。