だいぶ遅い情報ですが、次回のモバイルフレンドリーアップデート時にはモバイル表示速度が影響してくるとのことです。私も年内にはモバイルの表示速度がモバイルSEOに影響すると言い続けてきましたが、どうやら年内にはアップデートとして導入される模様ですね。今のところはモバイル検索順位に関して、デスクトップのSEO要素を基盤としながら、いくつかの項目においてモバイルフレンドリーが要素適用されていたのみで、モバイルSEOに関わる表示速度はあくまでもデスクトップ表示速度に依存していました。ですので、ようやくこのねじれ現象が解決されそうです。
Googleのゲイリー・イリーシェ氏によると
THE SEM Postによると、現地時間6月1日にシドニーで開催されたSearch Engine SummitでGoogleのGary Illyes氏がこの件に触れたようです。
I also asked Illyes when this would be coming, and he first said he didn’t want to give a date, which is understandable. But when I asked if we could expect it on months or years, he said that he w0uld expect to see it within “months”.
<意訳>
モバイルフレンドリーの要件において、モバイル表示速度を組み込むことはGoogleがずっと願っていたことでした。しかし、それが実際に間もなく導入されると確認できたのは今回が初めてです。
それがいつのことになるかイェーシュに訊ねましたが、彼は日付を特定して言いたくないと仰っています。勿論、そのことは理解できます。そこで「数ヶ月という感覚値ですか?数年という感覚値ですか?」と訊いたところ、「おそらく数ヵ月以内だろう」と答えてくれました。
引用)THE SEM Post
近いですね。数ヶ月を2,3ヶ月というイメージで捉えるならば、今年の秋口くらいには実装されるのでしょうか。
<意訳>
モバイルフレンドリーアップデートに関して、Googleは情報の透明性を明らかにしているとイェーシュも言っているので、実際に導入される時はGoogleウェブマスター向け公式ブログでしっかりと発表されるでしょう。そして、昨年にモバイルフレンドリーが導入された時と同じように捉えるなら、少なくとも導入2ヶ月前に告知されるのではないでしょうか。
引用)THE SEM Post
モバイルフレンドリーにおいて、Googleのウェブマスターへの通知が今まで通りなのであれば、Googleウェブマスター向け公式ブログにしっかりと事前告知されるはずだと言っていますね。
<意訳>
これは、今まで「できている、できていない」のイチゼロ解釈で済んだモバイルフレンドリー要件ではないアルゴリズムとして、初めての要素になるのではないでしょうか。しかし、確かに表示速度は明らかにユーザー体験を左右する一因になります。それにしても、Googleはこの要素をどう定量化していくのでしょう。モバイル表示速度の速いサイトページ基準値をどう設けていくのでしょうか。
引用)THE SEM Post
実際に表示速度をどう捉えて基準化していくかについては、まだ試行段階のようで、読込速度等の単位等に関しても明確化していないようです。しかし、この記事を読み進めると分かりますが、より速い表示速度のサイトページをプラスに働かせる要素というよりは、表示速度の遅いサイトページに対してランキングを下げていく要素となりそうです。
表示速度の遅いモバイルサイトページはテコ入れしておきましょう
この記事を読む限りの私の個人的見解としましては、例えば、PageSpeed Insightsでモバイルの表示速度が60点以下の場合はランキングを下げる、とかそういう話なのではないかと考えています。それであれば確かにあと数ヶ月で導入することも可能そうですし…。
いずれにしましても、今のうちにPageSpeed Insightsで確認するなり、think with Googleで確認するなり、GTmetrixで確認するなりして、致命的に表示速度の遅い箇所を修正することをオススメします。