Googleは、米国現地時間2月20日、Search Central Blogにて、バリエーション商品の構造化データのサポートを追加したと発表しました。既に日本語訳も出ていますが、2月27日現在で構造化データのマークアップに関するドキュメントは英語のままです。要は服でもモノでも、構造化データでマークアップすれば色違いやサイズ違いをGoogleが識別し、リッチリザルト紹介してくれるようになるかもしれないという話です。何より検索者にとっては便利ですよね。「なんだよ!この服の白バージョンがあったのかぁ」と後から気付くようなことにならずに済むかもしれませんので。というわけで、ざっくり解説します。
どういうこと?
要は、商品構造化データの他に、バリエーション商品の構造化データもマークアップできるようになったということです。それによってGoogleの商品識別が明確にできるようになり、商品リスティングの表示等でも明示するようになる(かも)と思います。
引用)検索セントラルブログ
バリエーション商品についてGoogleに伝える方法
バリエーション商品を扱うウェブサイトは、単一の商品を扱うウェブサイトよりも複雑であるため、関連する構造化データも複雑になります。複雑さの一例として、バリエーション商品は1つの「親」商品の下にグループ化する必要があります。バリエーション商品をグループ化するために、Schema.orgのProductGroupタイプと、次に示す3つの新しいプロパティのサポートを追加しました。
- hasVariant(Productのバリエーションを親ProductGroupの下にネストする)
- variesBy(バリエーションを識別するための特性をリストする)
- productGroupID(ID、つまりProductGroupの「親 SKU」)
バリエーション商品のサポート拡張の一環として、包括的なドキュメントと、単一ページおよび複数ページのバリエーション ウェブサイト向けの検証を新たに追加します。
引用)検索セントラルブログ
これ、ドキュメントも確認しましたが、実はかなり複雑でして…そもそも服のバリエーションページがどういう構造になっているかによってマークアップ方法が異なります。サイズ展開や色展開がそれぞれ別個のURLなのか、パラメータ付URL(パラメータが付いていても個別テンプレートなのか、同じテンプレートなのか)なのか、各種バリエーションをまとめた商品個別の親ページがあるのか、等によってもマークアップ方法が異なります。
エンジニアにお願いするべし
今回の商品バリエーションはそのページ展開状況によってマークアップ方法が異なる上で、記述もかなり複雑です。ですのでまずはマーケター側が商品ページのURL展開構造を理解する必要があります。できればURLがどう展開しているかを分かりやすくエクセル等で表組みすると良いと思います。そして、そのページ構造状況に合わせてフロントエンドのプログラマー(エンジニア)に依頼し、プログラマーはドキュメントに沿って記述するという形式が良いでしょう。
それでも、難しければ私宛にスポットでご相談・ご依頼ください(笑)。