Googleは米国現地時間6月14日、スパムレポートフォームを一新し、より分かりやすく詳細をフィードバックしやすい形式に変更したことを発表しました。日本語版も出ており、Googleのスパムポリシーに合わせて送信しやすくなったと思います。使い勝手も良いのでご紹介します。
どういう内容?
Googleでは不正にランキングを操作しようとする、いわゆる“ブラックハットSEO”を駆逐するために日々様々な取り組みを行っています。そして、そういったスパム行為のどういうものが対象となるのか「Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」でまとめています。
Googleがこういったスパムに対する取り組みをAIや人的行為で対処している一方で、スパム行為は引き続き存在しており、私たちのような一般検索ユーザーでさえも確認できてしまう時もあります(Googleは99%ほぼ駆逐できていると言っていますが、それでも取りこぼすことはあるようです)。そういった時に役に立つのが、フィードバックフォームです。私たちがスパムを目にした時に、即座にGoogleにフォームを使って報告できます。
そして今回はこのフォームが使いやすく、分かりやすくなったとGoogleが発表した次第です。ちなみに、項目の中には「ページの品質が低い」という決してスパムとは限らないケースも含まれています。つまり、Googleに対して「このページがランキング上位にいるのは変じゃない? こういう不正行為がありますよ」という内容を送れるわけですね。
引用)検索セントラルブログより一部抜粋
ちなみに、このフォームは、最大で5URLを対象に以下の6項目から抵触している箇所を選択でき、ステップ2では、さらにそれを細分化して報告することができます。
- スパム行為のあるコンテンツがページに表示される
- ページがスパム行為に関与している
- 虚偽のページである
- ページの品質が低い
- このページには有料リンクが含まれています
- その他
じゃんじゃん使いましょう
私が見る限りでも、まだまだ変な手法のサイトページはあり、実際に他人のWebサイトページの内容で上位表示させ、そこからリダイレクトしてSEO評価を引き継ぎつつ、中身は全然違う内容を表示させる等、かなりあくどいサイトを見かけることもあります。そしてそれをGoogleに伝えても「Google側で確認できませんでした」と回答されることもしばしば…。Google日本のスタッフが理解できていないケースもあるのでしょうか。かなり残念なこともありました。
まぁでも、きっとそういうこともなくなると思いますし、皆でじゃんじゃん送ればGoogle側も理解してくれると思いますので、是非多用ください。ただ、対象ページを貶めたいだけや根拠のない報告をしていくと、Google側の受け入れもまた厳しくなってしまいますので、しっかりと裏付けを取ってからにしましょう。Googleのスパムポリシーに抵触していると判断出来たら即Goです!