スマートフォンでGoogleの画像検索結果を色や種類でフィルタリングできるようになりましたが、私が知る限り、日本では本日から実装されていましたのでご紹介したいと思います。
どんな機能
スマホでGoogleの画像検索を行うと、検索タイプのナビゲーションの下に新しい項目が出来ています。
「最新」「gif」「クリップアート」色見本「再利用が許可された画像」という項目があります。各項目は以下の通りです。
最新
比較的新しくインデックスされた画像で並び替えられています。厳密に最新順かどうかは分かりませんが、新しめですね…(笑)。
gif
画像のファイル形式がgifのものです。今では画像はjpg形式やpng形式が多いためgif形式は少なく、それでもgif形式でフィルタリングする理由は、アニメーションや動画的な見せ方が多いからだと思います。
クリップアート
「切り抜き画像」という認識で背景が白い画像が表示されます。「png形式による背景が透過画像」では無いようです。どのようにしてGoogleがクリップアートを判別しているかは分かりませんが、画像の4隅が白抜きされている画像が出ているようです。背景が1色で形成されていれば何でも(黒、黄色など)表示されたりもしています。
各色
12色(赤、橙、黄、緑、水、青、紫、ピンク、白、灰、黒、茶)が色見本として並んでおり、該当色をタップすると、ほぼその色でフィルタリングされた画像が表示されます。
再利用が許可された画像
フリー素材的にGoogleが紹介しています。このフィルタリングの判別方法が分かりませんが、再利用が許可されているとは言い切れないので、利用する際はちゃんと確認したほうが良いです。
精度云々より傾向値として…
画像検索するクエリ(物)によっては有用な機能だと思います。特に取引型クエリ(Transactional Query)に関する画像検索としては色味によるフィルタリング等はよく使いそうです。ただ、これらのフィルタリングも厳密では無いですし、抜け漏れもありそうですので、結局ただの画像検索も行うことになるでしょう(笑)。
最近は米国ユーザーの44%がAmazonに直接アクセスして商品を探すというデータもあるようで、Googleの取引型クエリの検索シェアをECに食われがちなので、色々と機能を拡張しているのかもしれません。求人情報検索サービスをローンチした背景もなんとなく窺えます。
いよいよユーザーも検索サービスを選択する時代(=Googleの検索市場独占が崩壊)になるのかもしれませんね。